スタッドレスタイヤは夏に履いても大丈夫?寿命に影響があるか解説!

タイヤ

 

スタッドレスタイヤは凍結した道路や雪が積もった道路を走る際に活用するアイテムです。

そんな冬シーズンに使用するスタッドレスタイヤについて解説します。

 

お客様からこんな質問がありました。

  • スタッドレスタイヤって雪がない道に使っていいの?
  • 雪が降らない夏に履いてもいいの?
  • オフシーズンに履くとどんなデメリットがあるの?

上記について解説します!

 

私は過去に自動車整備士として働いていた経験があります。

また国家1級自動車整備士の資格も持っていますので、私の経験や知識を使って皆さまに詳しくお伝えしていきますね!

 

スタッドレスタイヤは夏に履いても大丈夫?

結論、ダメです!!

 

なぜなら、スタッドレスタイヤは冬用タイヤなので冬以外のシーズンを想定したものではなく、雨などによる濡れた道路では滑りやすく、乾いた道路では消耗・劣化しやすいからです。

 

冬以外のシーズンに使用した場合は以下の通りのデメリットがあります。

  • 雨の日にスリップしやすい(滑りやすい)
  • タイヤの残り溝が減りやすい
  • スタッドレスタイヤのゴムの劣化

 

上記のようなデメリットが多く、メリットといえば感じられるか感じられないかのレベルですが「乗り心地が良くなる」ことが挙げられます。

これにより冬以外のオフシーズンでのスタッドレスタイヤの使用はNGです。

 

ひとつずつ解説していきます。

 

スタッドレスタイヤは雨の日にスリップしやすい(滑りやすい)

スタッドレスタイヤはノーマルタイヤやサマータイヤと呼ばれる一般的なタイヤよりも柔らかい特徴があります。

 

雪が降るような気温や凍結している道路でも冷えて硬くならない特殊なゴムが採用されています。

そのためスタッドレスタイヤと一般的なタイヤを比較すると、同じ気温や条件でもスタッドレスタイヤの方がゴムが柔らかい特徴があります。

 

 

タイヤの柔らかいと何故雨の日に滑りやすいの?

実際にお客様からこのように聞かれたことがあります。

 

理由は「ゴムが柔らかいと水を弾く力(押し返す力)が弱まってしまうから」です。

水を弾く力が弱いと、タイヤの溝に水が入ったときに弾き返せずに水をタイヤが取り込んでしまう状態になります。

 

水を取り込んでしまうと、道路とタイヤの間に水の層ができてしまい、タイヤの持つグリップ力が低下します。

つまり、運転免許を取得するときに言っていた「ハイドロプレーニング現象」と同じ状況になるので雨の日(路面が濡れている場合)には滑りやすい状況になります。

 

雨の日に少し強めにブレーキしたときや、濡れたマンホールや鉄板に乗り上げたときに体感できるほどツルっと車体全体が滑ってしまい、ヒヤリとされたお客様も多くいらっしゃいます。

スタッドレスタイヤを使用している際は濡れた路面や、雨の日に速度を控えめにして滑ってしまわないように注意してくださいね。

 

スタッドレスタイヤの残り溝は減りやすい

前述の通り、スタッドレスタイヤは一般的なタイヤより柔らかいゴムを使って製造されています。

スタッドレスタイヤのゴムがたわむことで、雪が積もっている道路や、凍結した路面でもグリップ力が発揮できる特徴があります。

 

雪がない場合や凍結していない道路、つまり冬のシーズン以外の道路はアスファルトがむき出しです。

柔らかいスタッドレスが硬いアスファルトに擦り付けられるので擦り減りやすくなります。

 

ゴムがたわむことでスタッドレスタイヤとしての効果が発揮できますが、擦り減ってしまい残り溝が少ない場合にはスタッドレスタイヤの効果が発揮できなくなってしまいます。

 

オフシーズンにスタッドレスタイヤを使用すると、本当に使いたい冬のシーズンには残り溝がなくなってしまうお客様も実際にいらっしゃいました。

一般的なタイヤよりも高額になることが多いスタッドレスタイヤなので、雪が降らない気温になってきた場合には即交換することで、残り溝が必要以上に減ってしまうリスクが防げますよ!

 

スタッドレスタイヤのゴムの劣化が早くなる

必要以上にスタッドレスタイヤを使用することで、直射日光に触れる時間も長くなります。

 

直射日光を防ぐためにも早めに交換して、適切に保管する必要があります。

⇒スタッドレスタイヤの保管方法について解説した記事はコチラ

 

スタッドレスタイヤが劣化してしまうと、ゴムが硬くなってしまいます。

硬くなったスタッドレスは残り溝が多くても、使用することは控えた方が良いこともあります。

 

スタッドレスタイヤは乗り心地が良くなる?

唯一のメリットとして、絞り出してみたことは「乗り心地」です。

 

お伝えしているように柔らかいゴムを使っているので、路面と設置しているタイヤに伝わる衝撃も減少します。

スタッドレスタイヤと一般的なタイヤを比べると、劇的な変化は感じないので分かる人には分かるというレベルです。

 

お車の車種や、タイヤの大きさなど多くの要素が絡み合いますので全てのお客様に該当するわけではありませんが、結果的に「あまり変わった気がしない」というお客様も一定数いらっしゃいます。

最近の車は乗り心地がとても良いことが多いので、乗り心地を重視させるためにスタッドレスタイヤを装着することはデメリットの部分が大きいのでお勧めできません。

 

スタッドレスタイヤは夏に履いても大丈夫?寿命に影響があるか解説!まとめ

夏にスタッドレスタイヤを使用することは、劣化や消耗の原因になるため、NGであると解説してきました。

 

スタッドレスタイヤは高額になることが多いので、寿命を長くさせるためには雪が降ったり、凍結するような気温にならなくなったら、早めにスタッドレスタイヤから一般的なタイヤへ交換をお願いします!!

 

乗り心地が若干良くなることよりも、ご説明したデメリットに注目いただければと思います。

 

最後まで見ていただきありがとうございました。

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