ソケットレンチの種類解説|ソケット3種、アタッチメント4種、ハンドル5種

ソケットレンチ工具

・ソケットレンチってどんな種類があるの?
・規格があるって聞いたけど規格って何?
・ハンドルにも種類があるの?
・アタッチメントってどんなのがあるの?

こんな疑問について解説していきます。

 

本記事の内容
・ソケットレンチは工具の総称
・ソケットレンチの各部の名称
・差込角には規格が一般的には3つある
・ソケット3種類の紹介
・アタッチメント4種類の紹介
・ハンドル5種類の紹介

 

ソケットレンチは自動車整備の現場で、めちゃくちゃ使いまくる工具です。

 

本当に相棒みたいなもので、整備作業においてなくてはならない工具です。

 

私は一級自動車整備士資格を保有しております。

私が保有しているソケットレンチや工具の種類など、ご紹介したいと思います。

 

その他工具についての解説

 

 

ソケットレンチは工具の総称

ソケットと(アダプターと)ハンドルを合わせたものをソケットレンチと呼んでいます。

レンチとは、ねじなどを締めたり緩めたりする工具の総称です。

 

そのため、ソケットレンチも広い意味の工具を指します。

 

ソケットレンチの各部の名称

ソケット

直接、ボルトやナットに差し込む部分のこと。

 

ボルトやナットを入れ込む方を「口径」といい、

反対側のアタッチメントやハンドルを差し込む方を「差込角」と言います。

 

 

アタッチメント

ソケットとハンドルの間に付ける工具。

作業スペースなどの関係で使用するものなので、使用しなくても作業は出来ます。

 

ソケットに差し込む方を「ドライブ角」といい、

反対側はソケットと同じく「差込角」と言います。

 

ハンドル

その名の通り、実際に握る部分です。

ソケット、アタッチメントと同じく差し込む部分を「ドライブ角」といいます。

 

プッシュボタン押してソケットやアタッチメントを脱着します。

 

ボタンを押し込むことでドライブ角に付いているボールが引っ込み脱着出来ます。

 

ちなみに、ボタンがないラチェットもあります。

ボタンがない場合は強く引っ張って脱着します。

 

右回転、左回転に切り替えは切り替えレバー(ダイヤル)を切り替えます。

 

 

差込角には規格が一般的には3つある

規格の単位にはインチやミリ、またはsqで表記されます。

 

sqって?
sqはsquare(スクエア)の略で、四角という意味。
ソケットレンチの差込角のサイズの単位です。

 

1/4sqや6.35sqと表記されますが口頭ではインチやミリで言います。

 

 

1/4インチ(6.35mm)

小さなボルトや狭いとこで作業するサイズ。

 

3/8インチ(9.5mm)

整備の現場でも一番使用するサイズ。

自動車だけでなくバイクなど幅広く使用できるサイズです。

 

1/2インチ(12.7mm)

比較的大きなトルクで回すサイズです。

ホイールナットなどタイヤ交換や足回りなどに大きなボルトに使います。

 

ソケット3種類の紹介

ソケット(ボックス)

一般的なソケットでボックスと呼ばれることもあります。

(口径にはミリやインチがあり、基本的にはミリを使用します)

 

長さに種類があり、よく使うのは3種類です。

 

ソケットの長さ

  • スタンダード(ショート)
  • セミディープ
  • ロング

 

多くの作業はスタンダード(ショート)かディープで対応できます。

 

セミディープも必須ではありませんが持っているとディープソケットが入らないような状況などに便利です。

今のところセミディープじゃないと外れないボルトには出会ってませんが、工具の選択肢のひとつとして持っている方もいますね。

 

口径には12角や6角の2タイプがある

口径には12角や6角の2タイプがあります。

 

ハンドルを大きく振れないような狭い場所にあるボルトには12角を使用します。

(なかなか12角しか使えない状況に遭遇することはないと思います)

 

個人的には12mm以下の比較的小さなボルトには12角を好んで使います。

 

トルクス

 

一般的に星形や花形と呼ばれる特殊な形をしているアメリカ規格のねじの形です。

 

いじり止めって何?
星形(花形)のボルト側に真ん中に丸い突起があるものをいじりといいます。

 

トルクスねじには、いじり止めがあるものとないものの2種類あり、工具もいじり止めの有無の2種類あります。

 

いじり止めのあるトルクスレンチ
・ねじ側のいじり止め有無に関係なく使用できる
・穴がある分、強度が下がる
いじり止めのないトルクスレンチ
・ねじ側のいじり止めがない場合にしか使用できない
・穴がないので、いじり止めありと比較すると強度が高い

強度が下がるとはいえ、私は強度不足で潰れたり折れてしまったことがないので神経質にならなくて大丈夫です。

 

どちらを購入するのか迷うのであればいじり止めがある方を選べば大丈夫です。

 

T型とE型に分類される

 

自動車の多くのトルクスねじはT型が多い印象。

 

エンジン回りにはE型の車種もありましたが、一般的なユーザーの方では使う機会が圧倒的に少ないのでE型のトルクスソケットを持っていらっしゃる方は少ないと思います。

 

 T型とE型の違い

  • T型:ボルト 凹 工具 凸
  • E型:ボルト 凸 工具 凹

 

トルクスについての詳細はKTCさんのページを見ると分かりやすいと思います。

工具の基礎知識 「トルクスレンチ類」

 

ヘックス

 

ヘキサゴン(HEX)レンチとソケットが合体したソケットです。

 

L字型のヘキサゴンレンチよりも力をかけやすく、ラチェットに付けられるので効率的に作業できます。

 

アタッチメント4種類の紹介

アタッチメントは作業状況に応じて、長さや角度を変えたりできる工具です。

 

ソケットアダプター

 

ソケットやアタッチメントの差込角とハンドルのドライブ角に相違があるときに使用するアタッチメントです。

これを使用することで、1/2インチを3/8インチなど、サイズ変換ができます。

 

エクステンションバー

 

ソケットとハンドルの距離を調整するアタッチメント。

長さも様々なものがある。

 

ユニバーサルジョイント

 

ボルトやナットに対して、ソケットを真っすぐに差し込めないような状況に使用します。

 

少し慣れが必要なアタッチメントですが、工具箱に1つあると便利なアイテムですね。

 

 

クイックスピンナー

 

ラチェットに付けて使用するもので、作業スピードを上げる早回しのアタッチメントです。

 

これがないと作業できないわけではありません。

締め始めの時にラチェットがボルトと供回りしないように、クイックスピンナーを指で回します。

 

そして、ある程度締め付け出来たらラチェットのハンドルを持って回すことで作業時間を短縮出来ます。

 

ハンドル5種類の紹介

ラチェット

 

先ほどより何度か出ていますが、身近で整備のプロも非常によく使用するハンドルです。

 

内部がギヤ構造になっていて、レバーを切り替えることで右回転か左回転のどちらか一方向に連続で回転させることができます。

 

ラチェットハンドルにも種類があり、持ち手の長いものや首振り機構付きのものなど様々なものがあります。

 

首振りラチェットショート(スタンダード)タイプ

 

 

首振りラチェットロングタイプ

スピンナー

 

先端が固定されていて、ラチェットよりもハンドルの長さが長く、力のかけられるハンドル。

 

強い力が必要となるので、一般的には1/2インチ(12.7mm)が多いですね。

 

強い力で回すとき、ラチェットでは内部のギヤに負担がかかりすぎて壊れてしまう原因になるので、スピンナーハンドルを使って緩めます。

 

 

ドライバー型ハンドル

 

ドライバーのグリップの先端にソケットが接続できるようになっているハンドル。

グリップにかけられる力に限界があるので、3/8インチや1/4インチのハンドルが多い。

 

T字型ハンドル

 

T字型のハンドルの先端にソケットが接続できるようになっているハンドル。

 

こちらも強い力が必要な大きなねじは、あまり得意ではないので、バイクなどの小さめのねじに使用することが多いですね。

 

 

スライドヘッドハンドル

 

ソケットなどを取り付けるドライブ角の部分がスライドできるようになっている。

 

スピンナーハンドルのように大きなトルクが必要な場合にドライブ角を端に移動させます。

 

早回しを行う場合は真ん中にスライドさせてT字型ハンドルと同じように使用できるハンドルです。

 

 

まとめ

最後に解説したものをまとめます。

 

・ソケットはねじ側は「口径」、アタッチメントやハンドルを差し込む方を「差込角」。

・差込角は一般的に1/4(6.35mm)、3/8(9.5mm)、1/2(12.7mm)の3つがある

・アタッチメント4種類の紹介
ソケットアダプター、エクステンションバー、ユニバーサルジョイント、クイックスピンナー

・ハンドル5種類の紹介
ラチェット、スピンナー、ドライバー型ハンドル、T字型ハンドル、スライドヘッドハンドル

 

複数種類がありますが、作業状況に応じてアタッチメントやハンドルの特徴を活かして作業してくださいね。

最後まで見ていただきありがとうございます。

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