プロ野球ドラフト会議は有力な選手を獲得するための制度で、どの球団がどんな選手をドラフト1位指名するのか注目されますね。
もしドラフトで1位指名されても入団拒否することはできるのでしょうか?ドラフト指名を拒否したら、その後どうなるのかも気になりますね。
プロ野球に入団できなくなるのか、ドラフト指名拒否によるペナルティはあるのかまとめていきます。
この記事でわかること
- ドラフト指名拒否したらペナルティはある?
- ドラフト指名拒否後の進路でペナルティが変わる?
- ドラフト指名拒否の理由は?
- ドラフト指名拒否したらその後どうなる?
ドラフト指名拒否したらペナルティはある?
#ドラフト会議2023【速報】
🔹1位指名ハイライト🔹
1巡目2回目の入札で3球団競合の結果#福岡ソフトバンクホークス 1位指名#前田悠伍 投手(大阪桐蔭高)
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ドラフト指名拒否したらペナルティというわけではありませんが、条件が付きプロ野球への入団方法が変わります。
ドラフト1位指名を受けたにも関わらず、入団拒否したときの一番の条件として『その年のドラフト会議で指名された球団以外の球団とは入団交渉できない』ことが挙げられます。
実質プロ野球へ入団できなくなることから、実質的なペナルティとも言われることがあります。
あくまでドラフト会議の『○○球団のドラフト1位指名はAさん!』というのは、○○球団がAさんへの入団交渉権を得るだけです。
実際に入団するのかはドラフト指名されたAさんが決めることができ、入団拒否することも可能です。
また、過去には選手から入団したい球団を希望する『逆指名制度』というものもありましたが、現在は廃止されています。
『逆指名制度』がないので、選手の球団選択権利がなく、球団側に選択権利がある状況なので、選手には自由がないとの見方もできます。
ドラフト指名拒否後の進路でペナルティが変わる?
ドラフト指名拒否後の進路によって条件(ペナルティ?)が変わってきます。
ドラフト指名拒否後の進路
- 社会人野球
- 大学へ進学
- 海外へ進出
それぞれ解説していきます。
社会人野球
まずは社会人野球に進んだ場合ですが、ドラフト指名拒否した状況により変わります。
ドラフト指名拒否した状況別の条件
- 高校生の場合:3年間ドラフト指名対象外
- 高校生以外の場合:2年間ドラフト指名対象外
多くの選手は次に挙げる大学に進学することが多く見られますね。
大学へ進学
ドラフト指名拒否後に大学へ進学すると、在学している4年間はドラフト指名対象外になります。
超有名な例は野球解説者でもある『江川卓選手』です。
江川卓選手は作新学院1年時から大活躍していて、完全試合の達成だけでなく、ノーノー(ノーヒットノーラン)を3回達成した記録も残っています。
当時は現在のオリックスよりドラフト1位指名を受けていましたが、ドラフト指名拒否し法政大学へ進学します。
進学後、在学している4年間はドラフト指名対象外になるので、4年後の1977年に現在の西武ライオンズからドラフト1位指名を受けました。
この西武ライオンズからのドラフト1位指名も拒否したことで『江川事件』とも呼ばれるほど、大きな話題となりました。
海外へ進出
海外へ進出した場合ですが、過去には社会人野球と同じくドラフト指名拒否した状況により変わりました。
ドラフト指名拒否した状況別の条件
- 高校生の場合:帰国後3年間ドラフト指名対象外
- 高校生以外の場合:帰国後2年間ドラフト指名対象外
この条件(ペナルティ)のことを田沢ルールとも言われていましたが、2020年9月7日に田沢ルールは撤廃されています。
事実上、アメリカの球団に入った選手が日本に戻れない状況でしたが撤廃されています。
海外に渡った選手は田沢純一選手以外にも、バラエティ番組でもよく見かけた元木大介選手もいらっしゃいます。
当時は逆指名制度が作られる前でしたが、読売ジャイアンツからの指名がなければ社会人か、アメリカへ野球留学することを宣言していました。
ドラフトでは福岡ダイエーホークスからドラフト指名されましたが、宣言していた通りドラフト指名拒否してアメリカへ野球留学しています。
ドラフト指名拒否の理由は?
入団を拒否する理由としては、いくつかあります。
ドラフト指名されても入団拒否する理由
- 球団との契約条件が合わない
- 入団したかった球団ではない、など
ドラフト指名された選手は必ずその球団に入団しないといけないというルールはありません。
ただし、前述のように『その年のドラフト会議で指名された球団以外の球団とは入団交渉できない』などの条件も加味して検討する必要があります。
ドラフト指名拒否したらその後どうなる?
日本ハムがドラフト6位指名もJR東日本へ…“最後の指名拒否”山口裕次郎は駅員になった 本人が明かす、その後の野球人生「どれが正解か分からなくなって…」(内田勝治)#プロ野球 #NPB #山口裕次郎 #ドラフト会議 #NumberWeb https://t.co/Y4mlFG1m3z
— Number編集部 (@numberweb) November 4, 2023
ドラフト指名拒否したら、社会人野球や独立リーグに進んだり、自主的にトレーニングを続けることや海外へ留学することで次のドラフト指名に選ばれることができます。
つまり『その年にプロ野球へ入団できない』という条件はありますが、二度とプロ野球に入団できないわけではありません。
前述のように、一度はドラフト指名拒否した選手や海外でプレーした選手も再びドラフト指名されている事例も多くあります。
2023年には上記のように山口裕次郎選手はドラフト6位指名があり、入団拒否した後にJR東日本へ進むなど、選択肢はあります。
ドラフト指名拒否したらペナルティはある?その後どうなるのかプロ入団できなくなる?のまとめ
ドラフト指名拒否したらペナルティというか条件が付与されます。
条件は、ドラフト指名拒否後の進路によっても変わってきます。
ドラフト指名拒否後の進路
- 社会人野球
高校生の場合:3年間ドラフト指名対象外
高校生以外の場合:2年間ドラフト指名対象外
- 大学へ進学
在学している4年間はドラフト指名対象外
- 海外へ進出
過去には帰国後2年間or3年間ドラフト指名対象外だった(現在は廃止)
ドラフト指名拒否した後は社会人野球、大学進学、海外進出などもありますが、もうプロ野球球団に入れないわけではありませんね。
ドラフト指名されたら必ず入らないといけないようにも思えましたが、いくつかの選択肢があります。
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