ルルドスタイルのEMSシートとEMSシートプラスの違いは何なのか?
見た目が似ているけどどういったところが違うのか?比較した結果をまとめました!
アテックスが2020年にエクササイズ用品の新ブランドとして立ち上げた「ルルドスタイル」。
ブランド第一号の製品は、ルルドスタイルの看板商品といえるルルドスタイル EMSシート(AX-KXL5700)です。
続いて別で先行発売していたルルド シェイプアップボードとセットできる、ルルドスタイル EMSシートプラス(AX-FRL901BK)が発売されました。
どちらも柔らかなPVC素材を使った薄さ1mmのシート状のEMSマシンです。
形状がほとんど同じなので、どちらを選べばいいのか迷った人もいるのでは?
実はこの2つのシートはそれぞれに違う機能と特徴を持っているEMSマシンなんです。
今回はEMSシートとEMSシートプラスの違いを比較するために、いろいろ調べてみました。
それぞれの特徴や口コミ、レビューについては別記事にてまとめています。
⇒EMSシート(AX-KXL5700sv)の口コミや評価のまとめはコチラ
⇒EMSシートプラス(AX-FRL901BK)の口コミや評価のまとめはコチラ
他にも幅広く家電製品の口コミをまとめています!
- EMSシートとEMSシートプラスの違い
- EMSシートとEMSシートプラスのスペックの違いを比較
- EMSシートとEMSシートプラスの販売価格が2,000円違うのは何故?
- EMSシートで痩せる?効果は?
- ルルドスタイル EMSシートプラスの違いは?EMSシートとの比較まとめ
EMSシートとEMSシートプラスの違い
同じような形ですが、EMSシートとEMSシートプラスは同じシリーズではありません。
- EMSシートは単品で全身の筋力トレーニングをサポートする製品
- EMSシートプラスは振動マシン「シェイプアップボード」との併用を前提にした製品
それぞれの特徴を細かく比べてみましたので、よかったら参考にしてくださいね。
EMSシートとEMSシートプラスの違い①:デザインの違いを比較
どちらもシート部分は薄さ1mmのPVC素材です。
感触が柔らかく身体にフィットし、耐水性がある(お手入れ簡単)ということで選ばれた素材だとか。
美しいオーロラ発色と強度を保つため、実は3層構造になっているそうです。
EMSシートは、女性をイメージしたスマートで明るいデザイン
ルルドスタイルの製品は「独自のデザイン性」「日常生活のジャマにならず使い続けられること」の2点がテーマ。
スタイリッシュで華やか、おうちトレーニングを楽しむ女性をイメージしたデザインです。
2020年度のグッドデザイン賞も獲得しました。
EMSベルト、EMSローラー、EMSボールなどルルドスタイルのEMSシリーズは、オーロラ色とシルバーのデザインで統一されています。
EMSシートプラスはルルドシェイプアップボードに合わせたデザイン
EMSシートプラスはEMSシートに比べるとややハードなデザインです。
男女兼用で使えるかっこいいイメージですね。
シェイプアップボード本体との一体感が出るよう操作部も黒。
また、サイズもシェイプアップボードに合わせてあるので、EMSシートよりもやや大きくなっています。
EMSシートとEMSシートプラスの違い②:搭載機能の違いを比較
私は2つの機種の一番大きな違いは、出力周波数にあると思っています。
EMSシートなら、この1台でインナーマッスルまで働きかける
家庭用のEMS機器は、20~60Hzの低周波だけのものが多いです。
低周波は電気のピリピリ刺激を与えながら表層の筋肉を動かします。
だから、電気を使っている感じがわかりやすいんですね。
ルルドスタイルのEMSシリーズは、3000Hzの中周波・10000Hzの高周波モードを搭載しています。
中・高周波になるとピリピリした刺激が弱くなり、筋肉は微かに動いている感じがします。
なので、あまり効いていないと思う人もいるようです。
EMSシートは低周波でアウターマッスルを刺激するだけでなく、中・高周波で奥の筋肉にも電気刺激が届くように考えられているんです。
表層筋から体幹部分まで意識したい部位に合わせて周波数モードが選べます。
強弱は8段階、周波数モードと合わせて24通りに調節できます。
EMSシートプラスは振動+低周波EMSの相乗効果狙い
まず、アテックス公式・パーソナルトレーナ堀田氏のEMS+振動トレーニング動画をご紹介します♪
振動マシンとEMS この2つの合わせ技は侮れません!
シェイプアップボードで振動運動しながら、表層筋肉に強い刺激を加えてよりハードな全身トレーニングができるようになるんです。
もちろん、シート単体はEMSシートと同じようにトレーニングやリフレッシュに使えます。
低周波のリズム3パターン×強弱6段階調節、18通りの調節でお好みの刺激が選べます。
EMSシートとEMSシートプラスの違い③:連続使用時間の違いを比較
EMSシート、EMSシートプラスは連続使用時間が違います。
トレーニングの専門家が監修しているので、用途と身体への負担を考えた時間設定だと思います。
短くて物足りないと思っても、筋肉を傷めないように、取扱説明書の使用時間は必ず守ってくださいね。
EMSシートの連続使用時間は5分と短め
まず、アテックス公式・パーソナルトレーナー堀田氏の3分で全身トレーニングができる動画をご紹介します♪
3分でも密度が高いというか、全身のトレーニングができてしまうんですね。
そして、EMSシートは筋力トレーニングを電気の力で効果的にサポートします。
EMSシートの連続使用時間は5分という短時間ですが、初心者でも身体に無理なくトレーニングが続けられるよう考えられた時間設定ではないでしょうか。
1セット30秒~1分くらいの軽いトレーニングを3~5セット行うと想定すれば、1回の使用時間は5分くらいになる感じです。
身体を乗せるだけの「ながらトレーニング」なら、5分を2回続けて使用してもいいと思います。
EMSシートプラスの連続使用時間はシェイプアップボードと同じ
シェイプアップボードは連続使用10分で自動OFFになります。
それに合わせて、EMSシートプラスも10分でOFFになる仕様です。
但し、シェイプアップボードに付いているリモコンは、EMSシートプラスには使えません。
まずEMSシートのスイッチを入れてから、シェイプアップボードを運動させてくださいね。
EMSシートとEMSシートプラスの違い④:操作部分と電源を比較
どちらも操作部は簡単で見やすいのが特徴。
モードと強弱のスイッチの上にはインジケーターランプがあるので、今どの段階なのかもわかりやすいです。
EMSシートはUSB充電方式を採用、操作部はスリム&コンパクトに
EMSシートは本体の薄さに合わせ、できるだけ操作部分も薄くなるように設計。
USB充電式にして、厚さ18mmまで抑えることができました。
コンセントの場所を気にせず使えるのも充電式の良さですね。
操作部は三角にシェイプした形で、くるりと巻いてもゴツゴツしないスリムさです。
EMSシートプラスは乾電池使用、操作部には持ち手つき
EMSシートプラスの電源は単4形乾電池2個です。
シェイプアップボードにAC電源を使用するので、シートはコンセントを使わない電池式にしたんですね。
EMSシートプラスの操作部にはシェイプアップボードに取り付けるフックと持ち手が付いています。
持ち手のくり抜きは、シェイプアップボードに乗せた時にボードの操作部分がちゃんと見えるよう施した工夫です。
持ち手の分だけ奥行きがあるので、巻いたときにはちょっとイビツになりますが、ジャマにはなりません。
広げたまま持ち運べるし、フックに掛けたりできて便利です。
EMSシートとEMSシートプラスの違い⑤:電流の流れ方を比較
どちらも素材や加工はほぼ同じ、シートのPVC素材は絶縁体です。
その上に金属(銀)を混ぜた特殊なインクをプリント。
プリントしたラインに電気が流れるようになっています。
EMSシートは端から端までどこを触っても通電できるよう、ウェーブ型のデザインに
EMSシートは足裏や手のひらの小さなところから、腰や背中などの大きな部位までいろいろな使い方ができます。
シートのどの部分に触れてもちゃんと電気が通るようにと考えた時、一番最適だったのがウェーブ状のデザインだったそうです。
中央部分ほど電気の通り道が細かく集中しているのは、背中や腰などに当てた時に、効果的に電気が流れることを考たからなのでしょう。
シート斜めにウェーブに沿って電極はプラスとマイナスに分かれています。
使用時は身体にプラスマイナス両方が触れないとだめなので、境目がわかりにくいのがやや困るところですが、見た目にも美しいデザインです。
EMSシートプラスは左右対称で、電極も左右に分かれている
EMSシートプラスの電極はわかりやすく、向かって右がプラス、左がマイナスです。
EMSシートは中央に細かなラインが集中していますが、EMSシートプラスはラインの間はほぼ均等、中央部分が空いていています。
つまり、真ん中は通電していないんです。
このパターンはシェイプアップボードの上に立って使うことを想定しているんですね。
立て方向でも横方向でも足がちゃんと両方の電極を踏むように、単純できれいなパターンにしたのだと思います。
EMSシートとEMSシートプラスの違い⑥:パッケージの形を比較
シートを巻くように入れられていることは同じですが、やはり操作部分の大きさに違いがあります。
操作部分の違いから巻いた状態の大きさが違うので、それぞれ梱包されているパッケージにも違いがありました。
EMSシートはギフトを意識したパッケージと付属品
EMSスタイルシートのパッケージは、おしゃれな感じがする透明の筒です。
かさばらず、使った後の収納ケースとして使えます。
くるりと巻いて保管できるよう、リボンデザインの収納ベルトが付いています。
プレゼントにも洒落ていますし、自分へのご褒美感もあります♪
EMSシートプラスはシェイプアップボードに合わせ平箱入り
EMSシートプラスは40cm四方の平たい箱に入っています。
シェイプアップボードと同梱しやすいからかな、と思います。
収納ベルトは付いていないので、丸める時には何か留めるものを用意してくださいね。
EMSシートとEMSシートプラスのスペックの違いを比較
仕様の違いを表にしてみました。
ルルドスタイル EMSシート | ルルドスタイル EMSシートプラス |
●型番/AX-KXL5700 | ●型番/AX-FRL901BK |
●発売/2020年4月 | ●発売/2020年6月 |
●価格/5,500円(税込) | ●価格/7,700円(税込) |
●サイズ/ (約)W360×L340×H20mm |
●サイズ/ (約)W380×L370×H20mm |
●重量/約200g | ●重量/約250g(電池含まず) |
●素材/本体:ABS樹脂 シート:ポリ塩化ビニル(PVC) 印刷部:銀 |
●素材/本体:ABS樹脂 シート:ポリ塩化ビニル(PVC) 印刷部:銀、取付フック:TPR |
●電源/USB充電式 (充電ケーブル付属) |
●電源/単4乾電池2個使用 (電池は別売) |
●連続使用/約2時間 | ●連続使用/約8時間 |
●タイマー/約5分自動OFF | ●タイマー/約10分自動OFF |
●出力周波数/ ・30Hz(低周波) ・3000Hz(中周波) ・10000Hz(高周波) |
●出力周波数/ 30Hz(低周波3モード) |
●強度調節/8段階 | ●強度調節/6段階 |
●付属品/ アトマイザー USBケーブル(1.5m) 収納バンド |
●付属品/ アトマイザー |
●パッケージ/ 約φ80×H365㎜ |
●パッケージ/ 約W400×L400×H30mm |
どちらもアトマイザー付き、シートを水で濡らして使用します。
どちらも素肌に触れていない(肌に通電していない)とき、30秒後に停止する機能があります。
EMSシートとEMSシートプラスの販売価格が2,000円違うのは何故?
EMSシートとEMSシートプラスは、税別で2,000円も価格差があります。
2,000円高い分、EMSシートが優れているのでしょうか?
私はそうではなく、戦略的に付けられた価格差なんだと思います。
EMSシートプラスとシェイプアップボードとのセット (AX-FRL910)は29,800円(税込)
シェイプアップボード単品(AX-HXL300)は26,800円(税込)
・・・・・ということは、EMSシートプラスは単品だと7,700円(税込)なのにセットで買うと3,000円で手に入る計算になっちゃいます!
セットに含まれているけれど、単品販売になるとけっこう高い。
家電の付属品によくあるパターンです。
EMSシートプラスはシェイプアップボードのオプションパーツという位置づけなんですね。
一方、EMSシートは5,500円(税込)。
でも、機能はむしろEMSシートプラスの上を行っています。
シート単品で選ぶなら、EMSシートの方が手ごろで買いやすい。
そうしたことで、同じブランド内での競合を避ける狙いもあると思います。
EMSシートで痩せる?効果は?
ここで、まとめに入る前にEMSで痩せられるかどうか、ちょっと考えてみたいと思います。
数年前にEMS機器の広告で「ウエストマイナス〇〇cm」、「体重〇kg減」などの言葉と減量写真を掲載した企業数社に、公正取引委員会から指導が入りました。
EMS機器を使うだけで痩身効果があるように誤認させる表現が不適切ということでした。
EMSと痩身効果は近いようで遠い関係です。
EMSは電気刺激で筋肉を動かしますが、脂肪にはアプローチしません。
なので、電気の力で脂肪燃焼やビリビリ刺激で贅肉が落ちるといった効果はないんです。
でも、トレーニングでEMSを使うと短時間でも軽くても運動効率が上がります。
トレーニングと適度な休息を毎日続けることで、筋肉量が増えてきて代謝があがります。
代謝があがると消費するエネルギー量が増えるので、脂肪燃焼が促されます。
筋力が上がるので疲れにくく、代謝が上がるので太りにくい身体に近づいていきます。
体幹が強くなると姿勢も良くなり、肩こりや腰痛などの予防にもなります。
EMSはそれらを後押しするためのものなんですね。
もちろん、なかなか運動ができない人や脚力の衰えが気になる人の筋力維持にも役立ちます。
EMSマシンの口コミで「やせました!」とか「ほっそりしてきました」というものは確かにあります。
もちろん、レビューした人たちは本当のことを言ってると思います。
効果を実感している人たちは、EMSだけでなくトレーニングを毎日欠かさないとか、食事にちょっと気を付けているといった積み重ねが実ってきたのかも。
EMSを使うのが習慣になると「EMS機器を使う=自分の身体を意識する」になるんじゃないかと思います。
無自覚でも自然と運動量が増えたり、食事内容が変わってきたりということがあるかもしれませんね。
ルルドスタイル EMSシートプラスの違いは?EMSシートとの比較まとめ
ここまでいろいろ比べてきて、私としては・・・・・
- 単品比較なら値段が手ごろで電気の流れが緻密なEMSシート(AX-KXL5700)を選びたい
- EMSシートプラス(AX-FRL901BK)は、シェイプアップボードとぜひ一緒に使いたい
と思いました。
EMSシート(AX-KXL5700)はこんな人におススメしたいと思います。
- おうちで思いついたとき気軽にトレーニングがしたい人
- EMSのピリピリ刺激が多少弱くてもこだわらない人
- ルルドスタイルのEMSシリーズを揃えたいと思っている人
- ジェルや粘着パッドを使いたくない人
- 気の利いたプレセントを探している人
EMSシートプラス(AX-FRL901BK)はこんな人におススメしたいと思います。
- 現在、シェイプアップボードだけ持っている人
- EMSのピリピリ刺激が少ないと物足りない人
- ジェルや粘着パッドを使いたくない人
- 充電より乾電池の方が扱いやすい人
- トレーニングより低周波マッサージの感覚で使いたい人
コンパクトな振動マシン、ルルドシェイプアップボードとのセットはおススメです!
欲張ったハードなトレーニングは身体を傷めるし、続ける気をなくしちゃいます。
大切なのは少しずつ毎日続けるということです。
ルルドスタイル EMSシート・EMSシートプラスは身近に置いて気が向いたらすぐ使えます。
ジェルやパッドなどの消耗品が要らず、ランニングコストもかからない。
どちらも気負わず、毎日のちょっとしたトレーニングをサポートできるアイテムだと思います。
ルルドスタイルEMSシートのシリーズ製品はどんどん豊富になっています。
太もも用ベルトとのセット品(AX-FRL909)やお腹まわり専用EMSベルト(AX-FRL905)
表情筋にアプローチするマスクなど、EMSを使ったアイテムがいっぱい。
どのアイテムもトレーニング製品にありがちなイカツイ感じがなく、オシャレですね。
他にも幅広く家電製品の口コミをまとめています!