ホイールナット装着時の注意点とは?締め付ける前に確認したい6つの注意点

タイヤ&ホイール
  • ホイールナットって付いてればいいでしょ?
  • 金属なんだから、ちょっとぐらいのゴミが噛みこんだまま締めこんでも大丈夫?
  • 最初から工具で締めたらダメなの?
  • ねじ山に潤滑剤って吹きかけていいの?
  • ホイールナットは力いっぱい締めればいいの?

このような疑問に対して解説していきます。

ホイールナットのサイズや形状の正しい選び方についてはこちらで解説しておりますが、ホイールナットの選び方以外にも作業面で注意する必要があります。

大切な家族を乗せる自動車だからこそ、
交通事故防止のために正しく使用できるように解説していきます。

貫通ナットは向きに注意

ホイールナット_テーパー
貫通ナットは両側に穴が空いているため逆向きにも装着できてしまいます。

逆向きに装着してしまうとテーパー(斜めになっている)部分が面ではなく点の状態でしか接地しないので、非常に危険です。

もし逆向きのまま走行すると、ホイールやホイールナットが削れ、
ハンドル振動や脱輪、ハブボルトが折れる、走行中に異音がするなどの不具合原因になります。

錆びや汚れ、ゴミは必ず掃除

細目ねじであるハブボルトは、
かじりや焼き付きを起こしやすいデメリットがあります。

  • 目で見て確認してゴミなどがないか、
  • 手で回してみてジャリジャリするような感覚がないか。

上記に当てはまる場合には必ず掃除してください。

たとえ金属でもゴミが噛みこむことで焼き付いてしまう可能性があるので注意してください。

細目ねじのメリット・デメリットについてはこちらで解説しております。

汚れがある場合、ウエスなどでふき取ることも1つの方法ですが
ワイヤーブラシを使うと鉄粉や錆びを落としやすいですよ。

最初から工具を使って締めない

最初から工具で締めないホイールナットは最低でも手で2~3回転ほど、必ず先に締めてから工具を使って締め付けてください。

理由は3つあります。

  • ホイールナットが斜めに入るのを防ぐ
  • ピッチ違いのホイールナットの使用を防ぐ
  • ねじ山にゴミが噛みこんだ状態で無理に締め付けるのを防ぐ

最初から工具を使って作業した場合、上記の状況でも無理やり締めこむことが出来てしまい、ねじ山が潰れてしまう原因になります。

もっと慎重に作業するのであれば、ホイールナットを手で締めれるだけ締めた後に工具を使う方が、ねじ山を潰さないように出来ます。

途中で手でスムーズに回らない場合には必ず原因があります。

  • ナットが斜めに締め付けられている
  • ゴミが噛みこんでいる
  • ホイールナットのサイズが一致していない

無理に締め付けず一度ホイールナットを外して目視確認や掃除をしてくださいね。

ハブボルトやホイールナットの接地面に潤滑油やグリスを塗布しない

潤滑剤NGねじに潤滑剤を吹きかけるCMがありますが、ハブボルトやホイールナットにはCRCやグリスなどは塗布してはいけません。

少し難しいことを言うと摩擦係数が下がるからです。

摩擦係数が下がるとどうなるの?
ホイールナットが締まり切ったところで止まるはずが、滑って止まれず多く回ってしまう(締めすぎ)状態になる。

締めすぎになるとハブボルトが引っ張られすぎている状態になり、最悪の場合ハブボルトが折れる原因にもなります。

ハブボルトのねじ山や、ホイールとホイールナットの接地面(テーパー部など)に潤滑剤やグリスを塗布しないでください。

対角線上に締めていく

ホイールナットには締め付ける順番があります。

なぜなら対角線上に締め付けていくことで斜め向きのまま固定されることを防ぐためです。

例えば時計回りに締めたとすると、ホイール右半分が入り込み左半分が若干浮いたような状態になります。

この状態ではタイヤが回転した時に真っすぐ転がることが出来ません。

真っすぐ転がらないとどうなるの?

  • 走行中に車体全体が振動が発生する
  • 走行中にハンドルが震える
  • タイヤが変摩耗(変な減り方)をする

などの症状が出る可能性があります。

トルクレンチで増し締めする

作業の最後に必ずトルクレンチでトルク値を規定トルクに設定し、増し締めしてください。

工具での締め付けはオーバートルクにならないように
規定トルクよりも低いトルク値で締め付けてくださいね。

規定トルクなどの用語の解説、トルクレンチの使用方法についてはこちらで徹底解説しております。

まとめ

ホイールナットは小さな部品ながらも1tを越える鉄の塊を支えている部品の1つです。

正しく装着することで安全に走行できます。

自分でスタッドレスタイヤの交換などされる方の参考になればと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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