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【ピッチコムとは】仕組みや使い方は投手から?メジャーリーグでは違反にならない?

【ピッチコムとは】仕組みや使い方は投手から?MLBでは違反にならない? エンタメ

メジャーで大谷翔平選手も使っているピッチコム(PitchCom)とは何なのでしょうか?

どういう仕組みなのかも気になりますし、ピッチコムのボタンがいっぱいあるならどうやって使うのか、目的は何なのかなどの疑問がありますよね。

試合中に電子機器を使うとなれば、日本やメジャーリーグでは違反にならないのかなどもまとめていきます。

 

この記事でわかること

  • ピッチコムとはどういう仕組み?
  • 使い方は投手からのサイン?
  • 日本やメジャーリーグでは違反にならない?

 

 

ピッチコムとはどういう仕組み?

ピッチコムとは投手が投げる球種やコースを共有する電子機器です。

 

リモコンのようなボタンがついていて、2回押します。

1回目に球種、2回目に投げるコースを共有します。

 

投手の場合は手首や腕に装着する選手が多いですが、大谷選手は左脇近くのユニフォームの下に付けていましたね。

捕手は膝の防具に装着する選手が多いようです。

発信機(リモコン)からボタンでサインを送信して、受信機から音声で確認することができます。

 

受信機は音が聞く必要があるので、帽子やヘルメットなどの顔の周りや聞き取りやすい場所に設置されることが多いです。

 

ピッチコムの目的は時間短縮

ピッチコムにより投手が投げるコースや球種(サイン)を決めるまでの時間短縮が見込めます。

なぜ時間短縮が必要なのかというと、試合時間を短縮するために2023年よりメジャーリーグでは、何秒以内に投球動作に入らなければならないというピッチロックという制度が導入されたからです。

 

野球の試合時間が長いことは観客離れの原因の1つとも考えられているので、試合時間を短くするために申告敬遠なども存在しますが、ピッチロックはとても新しい時間短縮制度です。

ピッチロックは投手がボールを受け取ってから、走者がいない場合は15秒以内、走者がいる場合は20秒以内に投球動作に入らないとボール判定になってしまいます。

 

メジャーリーグで大谷翔平選手が使っていますが、大谷選手のように球種が多い投手の場合、投げるまでに時間がかかることがあります。

そのためピッチコムを使うことにより、早く正確にサインを伝達するために使っていましたが、大谷選手の場合、ピッチコムの操作が審判からは粘着物を付けているようにも見えたことから試合が一時中断になったことも話題になりました。

 

申告敬遠は2017年から導入されているルールで、簡単にまとめています。

⇒申告敬遠のルールや何回まで使用できるのかはコチラ

 

サインを盗み防止のためにも使う

ピッチコムを使う目的として、投げる球種やコースのサインを盗み見されることを防止する目的もあります。

 

過去にはサイン盗みが話題になったことがありました。

一般的には捕手から投手へ指のサインを出していますが、その捕手のサインをカメラで撮影しリアルタイムでベンチでモニターを確認、バッターへゴミ箱を叩く回数で球種を伝達していたと言われています。

 

しかし、ピッチコムを使えばレシーバーを持っている人以外にサインがバレることはありません。

ピッチコムのボタン操作に慣れると指先の僅かな動きだけなので、解読も難しいですよね。

 

使い方は投手からのサイン?

前述の通り、一般的には捕手から投手へサインを出します。

そのため、ピッチコム(発信機)を捕手が持ち、受信機は投手が持つことが一般的です。

しかし、大谷選手の場合、球種も多いので発信機を大谷選手が持ち、レシーバーを捕手が持っていました。

発信機をどちらが持つのかはルール化されていませんが、受信機を持てる選手にはルールがあります。

  • ピッチコムの発信機は捕手か投手のどちらかが持つことができる
  • 受信機は投手、捕手以外に最大で野手3名まで持つことができる

 

野手も3人までピッチコムの受信機を持てるので、投げるコースや球種したいでは守備位置の配置を変更できるメリットがあります。

守備範囲の広い外野選手に持たせたり、バントやゴロに備えるために内野選手に持たせるなど戦略の幅も広がりますね。

 

逆にデメリットとしては、ボタンの押し間違いで認識違いが出てしまう可能性もあります。

 

日本やメジャーリーグでは違反にならない?

メジャーリーグでは、マイナーリーグでの試験利用をした後に、2022年シーズンからメジャーリーグで導入されているので違反にはなりません。

 

しかし、日本ではまだ具体的に決まっていない状況ではありますが、ピッチコムのメリットである時間短縮とサイン盗み防止は効果があることは判明していますよね。

それに加えてメジャーでの運用実績や今回大谷選手も使っていたことで広く知られたと思います。

 

日本でも導入するとすれば発信機は投手が持つのか、捕手が持つのか、レシーバーは誰が持つのかなどの戦略が変わるのかもしれませんね。

現状では公表がありませんが、メジャーリーグで確かなデータが揃うと本格的に導入検討されるのかもしれません。

 

【ピッチコムとは】仕組みや使い方は投手から?メジャーリーグでは違反にならない?のまとめ

ピッチコムとは投手が投げる球種やコースを共有する電子機器です。

 

ピッチコムを使用する目的やメリットは2つあります。

ピッチコムの目的やメリット

  • 試合時間の短縮
  • サイン盗みの防止

逆にデメリットは操作ミスによりアクシデントが起きやすくなる可能性が挙げられます。

 

また日本での導入はまだされていませんが、メジャーリーグでは導入されています。

メジャーリーグのルールでは発信機をどちらが持つのかはルール化されていませんが、受信機を持てる選手に決まりがあります。

  • ピッチコムの発信機は捕手か投手のどちらかが持つことができる
  • 受信機は投手、捕手以外に最大で野手3名まで持つことができる

 

野手も3人までピッチコムの受信機を持てるので、投げるコースや球種したいでは守備位置の配置を変更できるメリットがあります。

 

 

時間短縮として申告敬遠も2017年から導入されているルールで、簡単にまとめています。

⇒申告敬遠のルールや何回まで使用できるのかはコチラ

 

 

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