プロ野球の始球式で空振りする理由は?打ったらどうなるの?と疑問に感じました。
芸能人の方が始球式のピッチャーを務めた場合には、ニュースになることが多く、実際の試合を見ていない人でも始球式のシーンを目にすることがあると思います。
始球式の映像では、もはや儀式のように空振りしていることに疑問を感じました。
- プロ野球の始球式でわざと空振りする理由は?
- プロ野球の始球式で打ったらどうなるの?
- 過去の始球式でホームランになったこともある?
上記の疑問に対して調べましたので、まとめていきます!!
プロ野球の始球式で空振りする理由①
プロ野球の始球式で空振りする理由は、ピッチャー(投手)に敬意を示すためです。
なぜ空振りするかというと、ストライクではない暴投とも呼べるボール球でもバッター(打者)が空振り(スイング)することによって、野球のスコアラーを記録する上ではストライクとカウントされます。
✔野球のスコアラーとは?
バッターが誰で、1球目はストライクだったか?打ったとしたらヒットだったのか?アウトだったのか?など、試合の状況を記録するもの。
記録したものは後で見直し、打率を計算して打順や打者を入れ替えるなどの戦略を立てたりするために記録しており、少年野球や部活動などでも活用されているものです。
例えば、投げたボールがバウンドしても、キャッチャー(捕手)が捕れないほど大きく逸れたとしても、どんな投球だったとしても、バッターが空振りさえすれば野球のルール上の記録ではストライクになります。
つまり、どんな投球だったとしてもバッターが空振りすることで「ストライクだった!ナイスボール!」と、ピッチャーは良い投球をした記録となり、バッターからピッチャーに敬意を示すことができます。
プロ野球の始球式で空振りする理由②
プロ野球の始球式で空振りする2つ目の理由は、ピッチャーにケガをさせないためです。
始球式のピッチャーを務める人は、来賓や少年野球チームのこともあれば、芸能人や政治家、首相など大物と呼べる場合など多くのパターンがあります。
始球式のピッチャーに共通していることは試合に出場しない人です。
もし始球式での投球を打った場合、打球がピッチャー返しのような真っすぐピッチャーに飛んで行ってしまう可能性があります。
つまり、ピッチャーに当たってしまうとケガをしてしまう可能性があるので、始球式では空振りすることが恒例となっているようです。
プロ野球の始球式で打ったらどうなるの?
プロ野球の始球式で打ったらどうなるのかというと、罰則や罰金などはありません。
そもそも始球式は試合開始前のセレモニーであり、打つことが禁止されているわけではないからです。
ちなみに、新庄ビッグボスは現役選手時代、始球式のピッチャーが誰でも打ちにいっていたようですよ!
これも始球式での投球を打ったとしても罰金や罰則がないからですね。
ただ前述の理由があるので、基本的には打つことはありえないわけではありませんが、珍しいようです。
始球式でホームラン打ったらどうなるの?
始球式の投球は打っても問題ないのですが、始球式でホームランになったことが過去にあります!!
ちなみに基本的には空振りするので、打つこと自体珍しいのですが、公式戦では2022年現在では過去に1度だけ始球式でホームランになったことがありました。
上記の動画の他にもYouTubeでは芸能人の方がホームランを打たれたという動画がありますが、編集でやっているので実際にはホームランを打たれたわけではないようです。
この試合は、1996年6月27日の広島カープ対ジャイアンツ戦で広島市民球場で行われました。
バッターは元広島カープの4番打者だった「ミスター赤ヘル」といわれた山本浩二(やまもとこうじ)選手。
ピッチャーは元広島カープのピッチャーだった金城基泰(かねしろもとやす)選手です。
始球式は基本的には1球だけですが、この試合以外にも数球投げた試合もあるそうです。
元プロ野球選手同士だからこそ実現したのかもしれませんね。
始球式でのカウントはありません。
あくまで始球式はセレモニーなので、投球結果がホームランでも点が入ることもないので試合には影響がありません。
プロ野球の始球式で空振りする理由は?ホームラン打ったらどうなるの?のまとめ
実際の投球シーンだけを見たい方は7分25秒ぐらいから見れます!
プロ野球の始球式で空振りする理由は2つあります。
- 空振りすることで投球がナイスボール(ストライク)だったとバッターからピッチャーに敬意を示すため
- 打った球がピッチャーに当たってしまう可能性があるので、わざと空振りする
この理由により、基本的には始球式での投球を打つことは珍しいですね。
芸人さんの場合にはあえて打ちにいくこともあるようなので、芸人さんがピッチャーを務める試合では珍しいシーンが見られるのかもしれませんね!