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【パンダ】なぜ中国だけ生息している?野生では生きられない?

【パンダ】なぜ中国だけ生息している?野生では生きられない? エンタメ

パンダはなぜ中国だけに生息しているのでしょうか?

中国にしかいない理由は、中国以外の環境では生きられないのかなどについてまとめていきます。

 

この記事でわかること

  • パンダはなぜ中国だけ生息している?
  • 野生では生きられない?

 

 

パンダはなぜ中国だけ生息している?

パンダはなぜ中国だけ生息しているのかというと、中国の一部の地域のみパンダが生き残る条件が揃っているからです。

 

パンダは中国の西部で山岳地域です。具体的には四川省、陝西省、甘粛省が挙げられます。

特に四川省に生息している個体が多く、四川省はパンダの故郷とも言われています。

 

ジャイアントパンダは、主に標高1,200m~4,000mの山岳地の湿度の高い地域かつ竹林に生息していて、パンダが生息できる地域として適しています。

パンダの主食は竹や笹なので、竹林の多い地域はパンダにとっては聖地とも呼べますよね。

 

元々は中国以外にも生息していた?

元々は中国以外にも広く生息していたことも分かっています。

ヨーロッパでもパンダの親戚のような、600万年前のパンダの種類と見られる歯の化石が見つかったり、日本でもパンダの骨が見つかっていることから、昔は中国以外にも生息していたことが裏付けられていますね。

中国以外のパンダが絶滅した理由については明らかになっていませんが、気候変動や食糧難に陥ってしまい、竹や笹しか食べるものがなくて、現在のような竹が主食になったとも言われています。

 

また、過去にはパンダの密漁があったことからもパンダの生息地が縮小した原因の1つともいえるのではないでしょうか。

1980年代まで1頭の密漁で20人が暮らせるとも言われるほど、高額で取引されていました。

1枚3,000ドルでパンダの毛皮が密猟者と卸売業者が買い取っていたとの調査結果もあり、香港、台湾、日本で1枚1万ドル以上での取引がありました。

当時の中国の農民の年収は400元程度で、1ドルは現在のレートでも7元ですし、少なく見積もって3元だったとしても、3,000ドルは9,000元。つまり農民20人の年収以上での取引だったと換算するといかに高額だったのかが分かりますよね。

 

パンダの密漁を禁止した

上記のような高額取引があったことでパンダを密漁する人が多く、パンダも減少していった原因の1つになっています。

80年代末頃に中国は野生動物の輸出入を規制や野生動物保護法によって規制し、パンダを国家一級重点保護野生動物に指定することによって密漁を禁止しました。

 

密漁の規模は明確には分かっていないものの、中国での密猟者を203人逮捕するなど、パンダの毛皮や剥製の売買を阻止しています。

 

野生では生きられない?

前述の密漁の問題が減ったとしても天候や竹林など、パンダが野生で生き残るには問題もあります。

 

実際に絶滅危惧種に指定されていたこともつい最近のことです。

中国のジャイアントパンダに対する30年に及ぶ保護施策が成功し、現在では個体数が増えたことから、2021年7月に絶滅危惧種から外すと発表されています。

 

パンダの生息地にはアジアゴールデンキャットや、ジャッカルや豹、狼などの天敵がいます。

パンダは生涯で育てる子は3頭ほどと言われていて繁殖率も低く、天敵の問題もあり、天候や竹林の問題もあります。

 

特に竹林伐採や竹の一斉開花など、食料の問題も大きいです。

竹は一斉開花すると、開花後に枯れてしまいます。竹は1本それぞれが独立しているのではなく地中深くで繋がっているので、1980年代の一斉開花後は竹林全体が枯れてしまったこともあり、数百頭のパンダが餓死した例もあります。

 

竹は60年~120年の周期で開花するので、早ければ2040年頃も竹の一斉開花によって竹林が枯れてしまう危険性もあり、パンダの食糧難が予想できてしまいますね。。

しかも、パンダの保護を進めるための自然保護活動はパンダ以外の動物にも影響を与えています。

その一例がウシ科の動物であるターキンという動物で、パンダの保護活動を進めたことで個体数が倍増しています。

一見、良いことのようにも感じますが、ターキンは木の皮をはぎ取って食べる習性があります。

皮をはぎ取られた木はむき出しになってしまい、菌による感染や害虫によって木が育たない原因になってしまいます。

 

木の上で生活しているパンダも、木がないと野生のパンダにも影響がある可能性が考えられます。

具体的な森林と野生のパンダの関係を表すデータが揃っていませんが、少なくともパンダが生きづらくなることも考えられるのではないかと感じます。

 

このように、絶滅危惧種から危急種への引き下げられたとしても、まだ安心はできなくてパンダが野生で生きていくためには様々な問題が残っています。

 

中国での保護区拡大や日本でもパンダが見られる上野動物園がパンダの繁殖に取り組み、パンダの生息地保全などパンダを守る活動がされています。

 

【パンダ】なぜ中国だけ生息している?野生では生きられない?のまとめ

パンダが中国にしかいない理由は、パンダの生息できる環境が整っているからですね。

もっとパンダが増えれば、日本国内でも多くの動物園でパンダが見れる可能性も上がるので、パンダの保護活動をしている上野動物園のようなパンダを保護する活動が広まれば。もっとパンダが増えていく可能性がありますよね!

 

現状ではパンダは野生で自然に増えていくためには、竹林の減少により食料の問題やジャッカルや豹、狼などの天敵、温暖化による天候や気候などの様々な問題があるので難しい状況です。

絶滅危惧種から外れたことは嬉しいことではありますが、まだまだ安心できる状況ではありませんね。

 

 

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