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線は僕を描く【原作小説と映画の違い】とは?映像ならではの展開!

線は僕を描く【原作小説と映画の違い】とは?映像ならではの展開! 映画

横浜流星さん主演の映画「線は、僕を描く」は原作小説があります。

映画と原作の違いについて、まとめていきたいと思います。

 

この記事でわかること

  • 線は、僕を描くの原作小説と映画の違い
  • 線は、僕を描くのSNSでの口コミや反応

以下ネタバレになりますので、ご注意ください。

 

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線は、僕を描くの原作小説と映画の違い

小説を映画にするのですから、時間の制約もあり、大きな変更のない場合でも、どこの部分を描くかで変わってきます。

今回は、設定等、大きく変わっている部分について書いていきたいと思います。

 

  • 霜介(主人公)の年齢
  • 大学の友人との関係性
  • 霜介と千瑛はライバル関係?
  • 西濱の存在感・年齢
  • 登場人物が少なくなっている
  • 揮毫会(きごうかい)が3回も描かれていること
  • 霜介を襲った辛い出来事の内容・家族

 

上記のように大きく7つの違いがありました。

 

霜介(主人公)の年齢

https://twitter.com/senboku_movie/status/1576859610496892929

主人公の青山霜介(あおやまそうすけ)は、原作では大学1年生ですが、映画では3年生から4年生までが描かれているようです。

これは、ストーリーが進んでいくことわかってくることです。

主演の横浜流星さんの年齢が、撮影時25歳(公開時26歳)であることが理由かと思ったのですが、それだけではないようです。

https://twitter.com/senboku_movie/status/1570336620917641216

ライバル的存在となる篠田千瑛(しのだちあき)役の清原果耶(きよはらかや)さんが、撮影時19歳(公開時20歳)ということで、年下だけど水墨画では先輩という関係もいいかなと監督も話していました。

千瑛の年齢は原作でははっきりと書かれていませんが、原作の霜介と同じか1歳上ぐらいだと思われます。

千瑛の年齢は原作と同じと思われます。

 

霜介の年齢設定を変えたことから他の違いも生まれているように思います。

 

大学の友人との関係性

https://twitter.com/senboku_movie/status/1561639320678711297

霜介の大学の親しい友人として、細田佳央太(ほそだかなた)さん演じる古前巧(こまえたくみ)と河合優実(かわいゆうみ)さん演じる川岸美嘉(かわぎしみか)の2人が登場します。

 

原作では、霜介の過去の辛い出来事については、2人とも知りません。

高校時代の出来事であり、霜介は自分から話すような人ではないので、何も知らないのです。

 

しかし、年齢設定が上がったことで、大学入学後に起きた出来事となったので、2人ともそのことは知っていて、やさしく見守ってくれています。

 

ラスト近く、古前が霜介の背中を力強く押す場面があります。

原作にはありませんが、古前らしい素敵な場面です。

 

霜介と千瑛はライバル関係?

https://twitter.com/senboku_movie/status/1563088875227992066

偶然出会った霜介に、「弟子になってみない?」と声をかけた水墨画の巨匠、三浦友和さん演じる篠田湖山(しのだこざん)は、原作では、孫の千瑛と霜介に水墨画での勝負を持ち掛けます。

 

しかし、映画の中では特に勝負はなく、ただ自分には直接ほとんど指導してくれない祖父が、霜介を弟子にしたことが、千瑛はおもしろくないと思っています。

 

霜介の方は、もちろん、原作も映画もライバルというより、先輩という気持ちが強いと感じます。

千瑛のスランプのような悩みから抜け出すことが、映画のもう一つのテーマになっていてよかったです。

 

西濱の存在感・年齢

https://twitter.com/senboku_movie/status/1572148559411019776

湖山の一番弟子、江口洋介さん演じる西濱湖峰(にしはまこほう)の存在が、原作より大きくなっています。

原作は、霜介の言葉でつづられていますが、西濱のことを20代後半かなと書いているので、かなり年齢が上の設定になっています。

霜介に一番大きな影響を与えている人物かもしれません。

食事の調達に生産者の元に出向き、命の尊さを感じせてくれるシーンは、原作にはなかったと思います。

 

江口洋介さんが頭にタオルや手ぬぐいを巻いていると、「ひとつ屋根の下」のあんちゃんを思い出すという声が上がっています。

映画化によって一番魅力が増したキャラクターですね。

 

登場人物が少なくなっている

映画は時間が限られていることもあり、少なめの登場人物になっています。

原作には、湖山の弟子として、斉藤湖栖(さいとうこせい)がいるのですが、映画には登場しません。

https://twitter.com/senboku_movie/status/1571786174875721730

映画では富田靖子さんが演じている藤堂翆山(とうどうすいざん)は原作では男性で、霜介が出会って心を通わせるよい場面があります。

 

そのエピソードを描いている時間はなかったのだと思いますが、審査員という立場で、厳しくもあたたかな目で霜介と千瑛を見守ってくれている役どころとなりました。

男性が女性になったのは、主要人物に女性が少ないからでしょうか。

 

揮毫会(きごうかい)が3回も描かれていること

揮毫会(きごうかい)は、大勢の前で、大きな紙に大筆で水墨画を描くパフォーマンスです。

 

原作では、後半に湖山先生が行う1回だけなのですが、映画では3回あります。

霜介が水墨画初めて出会った時に行われるイベントで、直後、霜介に「弟子になってみない」と声をかけます。

https://twitter.com/ShigaLocation/status/1584394722579079168

 

2つ目は、西濱がピンチヒッターとして急遽行います。

それまで西濱は料理や庭仕事など、水墨画と直接かかわるシーンがないので、びっくりしました。

笑顔で生き生きと描く西濱の水墨画は、力強く、見ている方も元気になれます。

 

ちょっとしたアクシデントもお構いなく、着ていたTシャツを脱いで筆にするという場面に驚きましたが、この映画の水墨画すべてを担当した、水墨画家の小林東雲先生の実話だということです。

 

そしてラストシーン、霜介が力強く、自分の線を描きます。

音楽と映像のコラボが素晴らしくて、一番映画らしい表現ができるシーンなのかもしれません。

 

霜介を襲った辛い出来事の内容・家族

霜介の過去の辛い出来事、家族を失った原因は、原作では交通事故ですが、映画では水害、川の氾濫で家が流されたのでした。

 

原作では両親だけなのですが、映画では妹がいて、霜介が初めて見て涙した千瑛の水墨画にも関係していました。

さらに霜介は大学入学で家を出る時に、両親と大喧嘩して家を出てたまま、話すことなく会えなくなっているのです。

https://twitter.com/senboku_movie/status/1581570644885401600

そして災害が起きた当日、水害のニュースを自分の実家のあたりのこととは思わず遊んでいて、妹からの電話も無視していました。

いつも両親に謝るようにと、心配してかけてきていたのでしょうね。

外に出て事の重大さを知った時にはもう遅く、妹からの留守番電話を聞いて走り出しますが‥

 

霜介が水害の起きていたことに気がついて、妹の電話に出ていたからと言って、結果は何も変わらなかったのでしょうが、後悔は強く残ります。

肉親を失うことは原因が何であっても辛いのは同じですが、後悔が大きい方が、観ている人が辛さを容易に想像できる気がします。

原作では、そのままにしてある実家を霜介と千瑛が訪れますが、映画では家のあった跡地に行きます。

 

映画で、霜介が実家のソファーで1人目が覚めるという夢を見るシーンが、2回あります。

原作を読んでいた私は交通事故で亡くなったと思って観ているので、実家がもうないとは知りません。

もうない場所なのかと思うとさらに切なくなります。

 

家族がいなくなっただけでも辛いのに、思い出が何一つ残っていないというのは、追い打ちをかける辛さです。

自分自身は幸い何もなかったのですが、被災地に住んでいる私には、霜介の悲しさを原作を読んだ時よりも近くに感じました。

 

線は、僕を描くのSNSでの口コミや反応

2022年10月21日公開の映画「線は、僕を描く」は、小泉徳宏監督をはじめとした、青春映画の金字塔と言われる「ちはやふる」のスタッフが制作しています。

https://twitter.com/toho_movie/status/1583013896356388864

SNSでは、絶賛するコメントが相次いでいます。

 

https://twitter.com/momo_metal_666/status/1583721206766657536

原作の「線は、僕を描く」は、2020年本屋大賞3位、2019年王様のブランチブック大賞を受賞しています。

辛い出来事があって深い喪失の中にいた大学生が、偶然出会った水墨画と、人々の温かさに触れて、再生していく物語です。

 

文章のみで書かれる小説と、映像で表現する映画では、当然内容も変わってきます。

「線は、僕を描く」は、原作の主題を変えずに、一つの映画作品をつくる、それがうまくできている作品だと思います。

 

作者の砥上裕將(とがみひろまさ)さんは、実際に水墨画家としても活躍されています。

最初は「黒白の花蕾」というタイトルだったのを、編集者の方の発案で「線は、僕を描く」に改題したとか。

「黒白の花蕾」も水墨画をうまく現していますが、「線は、僕を描く」は、水墨画を知らない人でも、何だろうと思って読んでみたくなりますよね。

この話を聞いた時とても感動しました。

 

原作者の砥上裕將さんは、映画化についての質問で、「作品は自分のものだと思っていない」と答えています。

いろいろな人が関わって、独り立ちしているものだと。

「青山くん、出世したね」と言ったとか。

映画化によって内容が変わることにも前向きに受け止めて、出来上がった映画も絶賛しています。

 

線は僕を描く【原作小説と映画の違い】とは?映像ならではの展開!のまとめ

映画「線は、僕を描く」、原作との大きな違いを7つまとめてみました。

 

映画を観た原作ファンの方の上手い表現を見つけました。

ビーフシチューと肉じゃが、両方おいしい、原作小説と映画の関係そのままですね。

 

先に原作を読むか、映画を観てから読むか、迷うところです。

でもこれくらい変わっていると、原作を読んでいても新しい発見、驚きがあって楽しくなります。

それはもちろん、原作の持つ世界観、登場人物の人間性が変わってはいないからですね。

 

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