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ノンテンダーFAとは?自由契約や戦力外の違いについて調査

ノンテンダーFAとは?自由契約や戦力外とは別の意味なのか調査 ニュース

日本ハムはフリーエージェント資格(FA資格)を取得しているとFA資格について協議し、以下の3人の選手の保留手続きを行わないと発表し、「ノンテンダーとすることにした」と報道されました。

  • 西川遥輝(にしかわはるき)外野手:海外FA
  • 秋吉亮(あきよしりょう)投手:国内FA
  • 大田泰示(おおたたいし)外野手:国内FA

 

メジャーリーグに用いられるノンテンダーFAという言葉が聞き慣れない言葉でしたが「ノンテンダーFA」とは何なのでしょうか。

この記事でわかること

  • ノンテンダーFAとは?
  • FA(フリーエージェント)とは?
  • FAのメリット
  • FAのデメリット
  • FAと自由契約は意味合いが若干違う

 

 

ノンテンダーFAとは?

ノンテンダーFAとは来季のシーズン契約を球団は提示しないで、選手を市場に放出することです。

契約がコストに見合わない場合に使われる手法です。

 

ちなみに「Tender(テンダー)」は「申し出る、提出する」という意味で、ここでは「条件提示する」という意味になり、球団は保留権を確保して、選手に来季の契約提示を行うという意味です。

「non-tender(ノンテンダー)」は逆で「条件提示しない」という意味です。

 

保留権とは「球団に選手を拘束する権利」のこと。

 

 

FA(フリーエージェント)とは?

FAとは「Free Agent(フリーエージェント)」のことで、球団は保留権を放棄することで、選手は今の球団だけでなく他の球団と自由に契約することが可能です。

 

FAのメリットやデメリットについて解説していきます。

 

FAのメリット

FAのメリットとしては球団側のメリットや選手側のメリットのそれぞれに違いがあります。

 

球団側のメリット

FA移籍する場合の球団側のメリットはFAとして球団から選手を出した(排出した)場合、金銭補償が受けられます。

選手全員、年俸によってA~Cのランクに分類されています。

この3つのランクのAかBのランクの選手を球団から出した場合に、出した球団は移籍先の球団から決められた補償を受けられます。

ランクの分け方は以下の通り

  • Aランク:球団内の年俸上位3位以内の高年俸選手
  • Bランク:球団内の年俸4位~10位の選手
  • Cランク:球団内の年俸11位以下の選手

ちなみに年俸が同じだった場合には、出場試合数が少ない方が上位になります。

年俸も出場試合数も同じだった場合は年齢が若い方が上位になります。

 

今回の3人の選手の年俸ランキングとランクは以下の通りです。

  • 西川遥輝外野手:3位 Aランク
  • 秋吉亮投手:14位 Cランク
  • 大田泰示外野手:6位 Bランク

少し情報が古い可能性がありますが、上記の通りであれば西川遥輝外野手と大田泰示外野手に対して金銭補償が受けられますね。

 

この金銭補償が移籍交渉の足かせの1つとなる可能性があったことからノンテンダーFAを選択した可能性があるそうですね。

 

選手側のメリット

FA移籍する場合の選手側のメリットは2つあります。

FA移籍する場合の選手側のメリット

  • 自分の好きな球団に移籍できる可能性がある
  • 高待遇を求めることができる

現在の球団とは違う球団に自由に交渉できるため、小さい頃から憧れていた球団や球団の活動している地域や優勝争いに有利な球団と交渉することができます。

 

高待遇というのは金銭面も含めて、試合の出場回数が増える可能性がある球団と交渉するなど金銭面以外の条件も考慮して交渉することができます。

 

プロに入団する際はドラフトで選出された球団に入団するので、自分で入団先を選ぶことができません。

そのためFA移籍することで自分の好きな球団と交渉できるというのは選手にとって大きなメリットですね。

 

FAのデメリット

選手は好きな球団と交渉することができますが、必ずしも他の球団と契約できるとは限らないところがデメリットとして挙げられます。

あくまで移籍できるわけではなく、自由に交渉ができる状態なので必ず移籍できるとは限らないところがデメリットですね。

 

FAと自由契約は意味合いが若干違う

FAと自由契約は意味合いが若干違います。

  • FA:FA資格(FA権)を持っている選手が、FA宣言することで他の球団と自由に交渉しても良い
  • 自由契約:球団が必要のない選手クビにすることを指していて、クビになった(どこにも所属していない)選手は国内外を問わずあらゆる球団と契約交渉できる

似ているようで球団に所属しているかしていないかの若干違いがあります。

 

 

自由契約の前段階として戦力外通告がある

自由契約の前段階として戦力外通告があります。

戦力外通告は「球団の戦力構想に入っていないので来季は契約しないと通告すること」です。

 

あくまで球団から選手に向けた意志としての通告なので、通告を受けた後でもまだ球団の選手としての活躍はできます。

選手は戦力外通告を受けた後に、自由契約や任意引退かを意思決定し、球団の意志に答えます。

 

 

自由契約と任意引退の違いは?

自由契約と任意引退の違いは現役選手を続けるのか現役引退するのかです。

 

  • 自由契約:現役選手を続けたい場合
  • 任意引退:現役引退すること

自由契約と任意引退は、大きく違うことが分かります。

 

 

ノンテンダーFAとは?自由契約や戦力外の違いについて調査まとめ

難しい言葉が並びましたが、一つずつ詳しく解説していきました!

自由に多くの球団と交渉できるFAですが、メリットだけではなくデメリットも存在していますね。

FA移籍した選手は活躍しないという噂もありますが、移籍後の活躍は誰にも分かりませんし、実際にプレーしないと分かりません!

 

今回は年俸の高い選手なので金銭補償などがネックになる可能性があったことから、海外を含めた移籍先を選択できるように考えた結果、ノンテンダーFAに決定したと報道がありましたね。

今後のプロ野球界に注目です!!

 

 

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