アイリスオーヤマ サーキュレーター衣類乾燥除湿機 IJD-I50の口コミ評判とメリット、デメリットをまとめました。
サーキュレーターとデシカント式除湿器が一体化した、アイリスオーヤマのサーキュレーター衣類乾燥除湿機。
手ごろな価格と使いやすさで人気のサーキュレーター付き除湿機です。
部屋干しの時のニオイがなくなるのか、乾き具合はどうなのか、電気代はどのくらいか?
口コミも参考にアイリスオーヤマのサーキュレーター付き除湿機(IJD-I50)のメリット・デメリットを探ってみました。
アイリスオーヤマ サーキュレーター衣類乾燥除湿機 IJD-I50の悪い口コミとデメリット
まずは悪い口コミから、デメリットをまとめました。
- 部屋が暑くなる
- 電気代がかかる
- 運転音が大きい
この3点について紹介していきますね。
部屋が暑くなる
IJD-I50の除湿はデシカント式、乾燥剤(ゼネライト)に湿気を吸着させヒーターで乾かす仕組です。
本体からの放熱で使用中は周囲の温度が上がります。口コミでも暑いという声が多くありました。
- 排気の温風が部屋に溜まるのでかなり暑くなる
- 放熱で室温が上がるので、夏場の使用は難しい
- 梅雨時に使うと室温が30℃近くまで上がってしまう
- 暑くなると聞いていたので、夏は脱衣所に置いて使っている
室温がどのくらい上がるかは使用場所の環境により違いますが、だいたい2~3℃、場合によっては5℃以上のこともあるようです。
除湿するときは部屋を閉め切る方が効率がいいのですが、クーラーが必須になりそう。
逆に冬にはサブ暖房になるのでいいかもしれません。除湿するので暖房時の結露対策にもなります。
気温が下がると除湿効率が落ちるコンプレッサー式除湿器と違い、冬でも除湿効率が落ちず年中使えるのがデシカント式の特長です。
「室温がほとんど上がらないコンプレッサー式を夏に、冬でも使えるデシカント式を寒い季節に使い分けている」という口コミもありました。
同じくアイリスオーヤマの製品でコンプレッサー式の除湿器もあります!
電気代がかかる
IJD-I50の消費電力は590Wです。
これを「新電気料金目安単価27円/kWh」で計算すると、1時間当たり15.93円。
一日4時間で30日使った場合1,911.6円になります。
※電気料金は契約している会社や料金プランによって変わるので、あくまでも目安の計算値です。
- 前に使っていたコンプレッサー式に比べると電気代が高くなった
- 除湿で一日中使っていたら、電気代の請求がすごかった
- 他社の除湿器より電気代が高くつくと思う
デシカント式除湿器はヒーターを使うので、コンプレッサー式より電気代がかかります。
しかも、サーキュレーターの電気代も加算されるので、サーキュレーターがない乾燥除湿器より消費電力は高くなります。
でも、590Wというのは最大値なので、弱・中モードの場合は消費電力が下がります。
洗濯物の量が少ない、薄物が多い時は弱モードでも大丈夫。
本当に強モードの運転がずっと必要かというと、意外とそうではないかもしれないですよ。
サーキュレーターと除湿器とで2台使うよりは経済的です。
切タイマーを設定しておくと、消し忘れなく使い過ぎ防止にもなります。
また、コンセントに挿しっぱなしだと0.5Wの待機電力がかかります。
待機中なら使用時に前と同じモードで運転を再開できますが、必要がなければコンセントは抜いておくのも節電になります。
使う時間はもちろんですが、使用モードも無駄のないように使ってくださいね。
後ほど説明しますが、湿度をセンサーで感知し運転を自動でコントロールしてくれるKIJDC-L50という機種もあります。
運転音が大きい
サーキュレーター付き除湿機(IJD-I50)の悪い口コミの中で、特に目立つのが「音が大きい」という意見でした。
- 静音設計とはとても思えない大音量
- サーキュレーター「強」はかなり大きい音がする
- 音が大きく、居室での使用は無理
- 音は大きいが、サンルームで使用しているので気にならない
公式サイトでは「静音設計」と説明しているので、どういうことかと読んでみました。
夜間の部屋干しも安心して使える静音設計29dB※
静音設計※なので、夜の部屋干しにも安心してご使用いただけます。また2・4・8時間のタイマー付きなので、電源の消し忘れ防止にもなります。
※サーキュレーター:弱、除湿機:弱 (60Hzの場合。本体前方1mで測定。)
29dBの静音設計というのは、運転を「弱」にしている時の計測値のことだったんです。
つまり、弱の時は静かだけれど、中・強の運転時にはもっと音が大きくなるということなんですね。
公式では中・強のdB数の情報は出ていないので、きちんと掲載してほしいところです。
口コミを参考にすると「強」の運転音はけっこう大きいようです。
リビングや寝室など使っている部屋ではうるさく感じるかも。
特に生活音が静まる夜間の部屋干しは、寝室に近い場所なら弱運転にした方がいいようです。
サンルームや浴室など居室と離れた場所で使用するなら、音は気にならないと思います。
フィルターが汚れていると音が大きくなるので、少なくとも月に1度はお掃除してくださいね。
お手入れは簡単でフィルターカバーとフィルターのホコリを掃除機で吸い取るだけ。フィルター交換の必要はありません。
アイリスオーヤマ サーキュレーター衣類乾燥除湿機 IJD-I50の良い口コミとメリット
IJD-I50の良い口コミをまとめてみました。
大手ECモール2社とも、購入者レビュー評価は高いです(2022年6月20日現在)
- 楽天市場:★4.26 (2,636件)
- Yahoo!:★4.48 (4,329件)
良い口コミでは乾燥除湿機能、乾きの良さが支持されています。
またサーキュレータ付きというのも、購入の決め手に上げられているポイントでした。
- パワフルな風と除湿で衣類がカラっと乾く
- サーキュレーターがよく働く
- スリムなタテ型で場所をとらず、インテリアにも馴染む
特に、すっきりタテ型のデザインが気に入っているという口コミも多くありました。
パワフルな風と除湿で衣類がカラっと乾く
昨日設置したサーキュレーター付き除湿機くんが頑張ってくれてるおかげで、めちゃくちゃ快適。 pic.twitter.com/jtJPY9x3oY
— 篠宮 (@snmyhzck_tr) September 11, 2020
除湿能力にすぐれていて、期待通り洗濯物がよく乾くなど良い口コミは多いですね。
- 夜干した洗濯物が朝にはしっかり乾いてる
- 部屋干しのニオイはまったくしない
- 玄関ドアや窓の結露が少なくなった
- 脱衣所で10分ほど使っただけでタンクに水が溜まっていた
梅雨時は、風呂場に洗濯物を干して、浴室乾燥機能は使わず、アイリスオーヤマのサーキュレーター付き除湿器を数時間ぶん回すのがいちばん手堅い洗濯物の乾かし方だと思う。
驚くほど良く乾くし、生乾きの匂いもしない。— 2次パパ (@2dim_papa) June 15, 2022
IJD-I50は除湿器の上にサーキュレーターを乗せた形になっています。
下の除湿器から出る乾燥した風をサーキュレーターの強い風量に乗せ、洗濯物に当てて湿気を飛ばします。
同時に除湿器が背面から湿った空気を取り込み乾いた空気を排出するので、部屋がジメジメしないんですね。
部屋の中も湿りがちな梅雨時には本当にうれしい機能です。
公式動画なのに干し方がちょっと雑なのが気になりますね(笑)
でも、見る見るうちに乾いていくのがよくわかります。
公式で「自然乾燥の1/6の速さ」とうたっていますが、自然乾燥とは屋外に干した状態ではありません。同じ室内の環境下で普通に部屋干しするのとIJD-I50を使用した時の時間差です。
サーキュレーターを搭載したことで空気の循環が良くなり、除湿機能が働くのでそれだけ時間が縮まるんです。
洗濯物だけでなく、浴室やクローゼット、押し入れ、玄関など湿気が溜まりやすい場所のカビ対策にもいいですね。
サーキュレーターがよく働く
※動画で使用しているのは同機能のKIJDC-L50です。
IJD-I50はサーキュレーター機能についても好評です。
- サーキュレーターの風が強いので、洗濯物がまんべんなく乾く
- 扇風機を置く必要がなくなった
- 首振りしているところがロボットみたいでかわいい
- 広範囲に首振りするので、部屋干しをたくさんしても平気
- サーキュレーター一体型という点が購入の決め手になった
サーキュレーターは左右50・70・90度の3段階にでき、操作パネルで設定します。
左右の首振りは手動で変えられないので、向きを変えたければ本体を動かしてくださいね。
タテの角度は手動で調節します。まっすぐ前から真上90度まで5段階くらいで角度を変えられます。
洗濯物の水分は下に溜まっていくので、下から上に向けて風を当てる方が乾きがより早くなりますよ。
サーキュレーターと除湿器は、それぞれ単体でも動かせます。だから、除湿なしでサーキュレーター単体で動かしても部屋の空気の循環に役立ちます。
スリムなタテ型で場所をとらず、インテリアにも馴染む
IJD-I50の高さは64cm、食卓テーブルくらいの高さです。
奥行は23.4cm、ボックスティッシュの長辺くらいの奥行ですね。
ボディは白で、天面の部分がブラック(IJD-I50)とホワイト(IJD-I50-WH)の2色です。
- 大きいかなと思ったが、タテ長なので場所をとらない
- コンパクトなので邪魔にならないのが良い
- スリムで白いボディがオシャレ
- 目に入っても嫌じゃないデザイン
シンプルなデザインなので、お部屋に出していても悪目立ちしないのがいいですね。
発売当初は天面ブラックだけでしたが、ホワイトが新カラーで登場しました。
ツートンでちょっとシャープな表情のある天面ブラック、清潔感があるオールホワイト。
好みは人それぞれですが、男性が好みそうなのはツートン、女性が好みそうなのはオールホワイトという感じがします。
サーキュレーターの格納部分もすっきりしていてどちらも素敵だと思います。
IJD-I50のスペックとその他の特長
IJD-I50のスペックと、乾燥除湿以外の特長についてまとめました。
- スペック
- 便利なオフタイマー機能
- 水が捨てやすい排水タンク
順に紹介していきますね。
IJD-I50のスペック
IJD-I50のスペックは下記になります。
- 公式販売価格:25,530円(税込)
- カラー:天面グレー(IJD-I50)、天面ホワイト(IJD-I50-WH)の2色
- 商品サイズ(cm):幅約28.7×奥行約23.4×高さ約64
- 本体重量:約7.8kg
- 電源電圧:AC100V、50/60Hz
- 消費電力:590W
- 定格除湿能力※1:5.0L/日
- 除湿可能面積の目安※2
木造:10平方メートル(6畳)
プレハブ:16平方メートル(10畳)
鉄筋コンクリート:21平方メートル(13畳) - タンク容量:約2.5L
- 使用温度:0~40℃
- コード長さ:約1.6m
- 除湿機能:デシカント式
- 首ふりモード:50°・70°・90°
- 強さ選択(サーキュレーター・除湿):各:弱・中・強
- 切タイマー:2・4・8時間
- 保証:1年
※1 定格除湿能力は、室温20℃、相対湿度60%を維持し続けたときの、1日(24時間)当たりの除湿量です。
※2 除湿可能面積の目安は、JEMA(日本電気工業会)規格に基づいた数値です。
IJD-I50は1日5Lの定格除湿能力ですが、もっと大きな8Lタイプ(IJDC-K80)もありますよ。
アイリスプラザは各大手ECモールにも出店しています。
2・4・8時間のオフタイマー付き
アイリスオーヤマの製品は操作がシンプルなのが特徴です。
タイマーセットもわかりやすくボタンを押して切り替えるだけでOK。
口コミでもオフタイマーの便利さを語る意見が出ていました。
- 夜洗濯して朝まで8時間タイマーを使う
- オフタイマーがあるから、外出しても安心
時間になると切れてくれるので無駄がなくていいですね。
2.5Lの容量があり排水しやすいタンク
IJD-I50の排水タンクは本体の裏側に付いています。
IJD-I50は湿った空気を背面から吸い込むので、本体は壁から1m以上離しておく方が、除湿効率が上がります。
背面から出し入れは壁から充分離れたところに置ければ問題はないと思います。
排水タンクはカバー付きで、水をこぼしにくくなっています。
また、タンクカバーの端に排水口が作ってあり、水を捨てやすくなっています。
タンク容量2.5Lは、同じ程度のデシカント式除湿器の中ではやや大きい方です。
「排水タンクがすぐ満杯になってしまう」という口コミもありますが、それはしっかり除湿しているということですね。
タンクが満水になったら、自動停止するので水があふれることもありません。
中が見えなくても、水を捨てるタイミングはお知らせランプが赤く点灯して教えてくれます。
デシカント式の除湿とは?コンプレッサー式との違い
除湿にはデシカント方式とコンプレッサー方式の2つがあり、IJD-I50の除湿はデシカント方式と呼ばれるタイプです。
デシカント式は温度に左右されず除湿機能が働くので、通年使用できます。
なので使い勝手という点ではデシカント式の方が優れています。
デシカント方式の仕組とメリット・デメリット
デシカント方式の仕組み
- 湿気を乾燥剤(ゼオライト)に吸着させて、乾いた空気にして送り出します。
- 乾燥剤に付着した湿気はヒーターで温めて蒸発させ、熱交換器内に逃がします。
- 熱交換器内に溜まった水分が冷やされて水滴になりタンクに溜まります。
【デシカント式のメリット】
- 気温にかかわらず一定の除湿効果が得られます。
- コンプレッサー式に比べ、音が静かです。
- 重量のあるパーツが少ないので本体が軽量化できます。
【デシカント式のデメリット】
- ヒーターを使うので消費電力が高くなります。
- 熱を放出するので室内温度が上がります。
コンプレッサー方式の仕組とメリット・デメリット
参考までにコンプレッサー式のことも紹介しておきますね。
- クーラーや冷蔵庫のように内部にコンプレッサーがあり、湿気を冷媒(フロンガス)で冷やします。
- 冷えた水分が結露してタンクに溜まることで空気中から水分を取り除きます。
【コンプレッサー式のメリット】
- 冷却機能があるので梅雨や夏などの高温時に除湿能力が高くなる
- 電気代があまりかかりません。
※アイリスオーヤマのコンプレッサー式(IJC-H65)の場合、消費電力は184Wです。
【コンプレッサー式のデメリット】
- 寒さに弱い。温度が20度を下回るほど、除湿能力が落ちていきます。
- コンプレッサーを内蔵しているので本体が重くなってしまいます。
- コンプレッサー内蔵で、デシカント式に比べ音が大きくなります。
こうして比べてみると、夏場だけコンプレッサー式を使うというのもいい方法かもしれないですね。
IJD-I50と同等の湿度ナビ付きKIJDC-L50ではどちらがおすすめ?
アイリスオーヤマのサーキュレーター衣類乾燥除湿器には、IJO-I50と同じスペックで、湿度ナビ付きのKIJDC-L50があります。
- 価格重視で、運転は自分で決めたい人にはIJD-I50がおすすめです。
- 最適な除湿をおまかせしたい人には、KIJDC-L50がおすすめです。
KIJDC-L50の公式販売価格は30,550円(税込)で、IJD-I50より約5,000円高くなります。
KIJDC-L50は乾燥・除湿方式・消費電力や適応範囲などの能力はIJO-I50と同じです。
見た目にも操作パネル部分以外の違いはありません。
- IJD-I50の除湿モードは「弱・中・強」の3段階です。
- KIJDC-L50の除湿モードは「弱・強・おまかせ」の3パターンになります。
「おまかせ」は部屋の湿度が55%より高い場合は除湿を行い、低い場合は自動的に送風に切り替える自動運転モードです。
無駄のない除湿をしてくれるので、何もしなくても電気代が節約できます。
湿度55%以上のワケは、湿度が60%を超えるとダニやカビが繁殖しやすくなるからなんですね。
また、天面に湿度の状態を知らせるランプがあり、点灯色で湿度状況がわかるようになっています。

湿度(相対湿度)が約30%以下のとき、および温度が約38℃以上のときは、湿気ナビランプは消灯します。
ブルーからグリーンへ、乾燥除湿の効果が目に見えるカタチでわかります。
もっと適用範囲の大きい定格除湿8LのKIJDC-K80もあります。
アイリスオーヤマ衣類乾燥除湿機の口コミ評判まとめ!サーキュレーターIJD-I50のまとめ
サーキュレーター衣類乾燥除湿器(IJD-I50)のデメリットとメリットをもう一度おさらいしてみました。
IJD-I50のデメリットまとめ
- 運転音が大きく、静音設計なのは弱モードのみ
- 本体の放熱で室内温度が上がる
- 電気代が割とかかる
電気代については、深夜電力の利用や使い方などである程度節電できます。
音や温度については、デシカント方式の特性でもあるので承知の上で使い方を想定しておくのがいいかなと思います。
IJD-I50のメリットまとめ
- 年中使える
- 定格除湿能力は一日5Lのハイパワー
- サーキュレーターと除湿器で洗濯物が早く乾く
- サーキュレーターの首振りで広範囲に乾燥した風を送れる
- サーキュレーター、除湿器どちらも単体で使える
- オフタイマーで切り忘れ防止ができる
- 排水タンクの水が捨てやすい
- デザインはシンプル、スリムなので場所を取らない
なにより、生乾きや部屋干し臭のストレスから解放されるメリットはプライスレスですね。
梅雨や豪雪といった天候だけでなく、花粉症やPM2.5、あるいはプライバシーを守るために部屋干しする家庭は増えてきています。
部屋干ししていても、洗濯物がカラっと乾くと気持ちがいいもの。
アイリスオーヤマのサーキュレーター付き衣類乾燥除湿器は、そんな暮らしの良い味方になってくれる生活家電だと思います。