『国際女性デー』とは何なのでしょうか?
意味や歴史、由来などについて出来るだけ簡単に解説していきます。
この記事でわかること
- 国際女性デーとは何?
- 国際女性デーの由来
- 国際女性デーの歴史
国際女性デーとは何?
国際女性デーとは毎年3月8日に行われる、女性の権利を守り、女性が社会的に活躍できるようにすることを目的とした国際的なイベントです。
世界中の国々で、女性たちが力を合わせて、社会的に平等な世界を目指しています。
女性が自由に自己実現し、人生を選ぶことができるよう、機会や待遇を男性と同じように平等にすることが目的です。
女性は、教育や職業など、自分の能力や選択に応じて自由に選ぶことができる社会を目指して、世界中で活動しています。
女性の教育や就労機会の拡大、女性の政治参加の促進、性別による給与格差や差別の撤廃など、世界中でさまざまな取り組みが行われています。
しかし、現在でも、女性に対する差別や暴力が存在するため、国際女性デーは、女性の社会進出や平等を求めるための重要な行事として、世界中で毎年行われています。
国際女性デーの由来
国際女性デーの由来は、1908年にアメリカのニューヨークから始まります。
女性たちが労働条件の改善や選挙権の獲得などを訴えるデモ行進を行ったことに始まりです。
翌年の1909年に、国際社会主義会議が開かれ、このデモ行進を称えて「国際女性デー」を制定することが決まりました。
その後、第一次世界大戦中にロシアの女性たちが平和を求めてストライキを行ったことをきっかけに、国際女性デーは世界的な運動として広がっていきました。
そして、1975年に国連が「国際女性の年」として宣言し、その後、1977年から3月8日を「国際女性デー」として制定しました。
今では、女性たちが社会で平等な権利を持つためのイベントとして、世界中で多くの人たちが参加しています。
国際女性デーの歴史
国際女性デーは、前述の通り1909年にアメリカのニューヨークで初めて開催された女性の権利を求める運動「婦人参政権同盟」の集会で提唱されたのが始まりです。
その後、1910年に開かれた第2回社会主義インターナショナルにおいて、女性の権利向上を求める国際的な運動として提唱されました。
そして、1911年3月19日に、デンマーク、ドイツ、オーストリア、スイスで女性たちがストライキやデモを行い、女性の権利を求める声をあげたことを記念して、初めて国際女性デーが行われました。
現在では毎年3月8日に女性たちの社会進出や平等な権利を訴えるために行われる国際的なイベントとして、世界中で様々な形で祝われます。
女性たちの力や貢献を称えるとともに、未だに残る性差別や不平等を改善するために取り組む必要性を訴えます。
日本の国際女性デー
日本でも国際女性デーを祝うために、多くの都市や地域で、女性の権利向上やジェンダー平等を訴えるイベントが開催されています。
有名な例として、東京・渋谷で開催される『渋谷女子フェスティバル』や女性の社会進出や活躍を応援するコンテストも行われています。
『渋谷女子フェスティバル』では、女性に関するセミナーや講演、ライブ演奏、物販などが行われます。
コンテストでは『女性起業家大賞』や『女性活躍推進アワード』が挙げられます。
また、『ハーセン女性の権利擁護ネットワーク』が呼びかける『女性のための1日休暇運動』が国際女性デーに合わせて、女性に対する差別や偏見をなくすためのキャンペーンもあります。
【国際女性デー】とは簡単に意味を解説!歴史や由来もサクッと説明のまとめ
国際女性デーは毎年3月8日に行われる、女性の社会進出や権利を祝う日です。
この日は女性の権利を求めて闘った人たちをたたえるために、世界中で様々な行事が行われます。
国際女性デーの由来は、1908年にアメリカのニューヨークで、繊維工場の女性労働者がストライキを行ったことから始まりました。
彼女たちは長時間の労働や低い賃金、不当な扱いに対して抗議し、女性の権利を求めました。
この出来事をきっかけに国際女性デーが設立されました。
今日、国際女性デーは世界中で盛大に祝われています。女性が男性と同じ権利を持ち、仕事や政治の世界でも活躍できる社会を目指し、たくさんの活動が行われています。
例えば、女性のためのワークショップやシンポジウム、表彰式などが行われます。
しかし、まだ世界中で女性が不利な状況に置かれている場合もあります。性差別や暴力が問題となっており、このような問題を解決するためにも、国際女性デーはとても大切な日となっています。
女性が自由に生きることができるようになるために、私たちも自分自身や周りの人たちに、性別に関係なく、人を尊重する心を持ち続けることが大切です。