目上の人へ「良いお年を」は失礼なのでしょうか?
目上の人から「良いお年を」と言われたときに、丁寧な言い方の返事は何なのかまとめていきます。
この記事でわかること
- 目上の人へ「良いお年を」は失礼?
- 目上の人へ丁寧な言い方の返事は何?
目上の人へ「良いお年を」は失礼?
目上の人から「良いお年を」と言われたとき、そのまま「良いお年を」と返すのは失礼にあたります。
あくまでビジネスシーンなので、目上の上司やクライアントなど相手に丁寧に返す言葉が適切です。
「良いお年を」というのは少し言葉が足りず、目上の人に「ありがとう」と省略していうような意味合いになってしまいます。
また、「良いお年を」という言葉には、「やるべきことを全て終わらせ、新年の準備を整えてから良い年を迎えましょうね」という意味があるので、基本的には12月31日に使いません。
しかし、年の瀬で年内最後に会う場合には、年末のご挨拶として「良いお年を」と仲の良い友人や同僚、目下にあたる部下などに言うこともありますね。
12月31日はどんな相手にも絶対に「良いお年を」と言ってはいけないわけでもありませんが、無難に「来年も宜しくお願いします」と返すと良いですね。
毎日会う相手ではないクライアントやビジネスパートナーにも12月中頃~12月31日に、年末のご挨拶をする機会があるかと思いますが、その際は「良いお年を」と言わずに次の言葉で、ご挨拶することをオススメします。
目上の人へ丁寧な言い方の返事は何?
目上の人から「良いお年を」と言われたときには、「良いお年をお迎えください。」と返すことが望ましいです。
前述の通り、「良いお年を」では省略した状態になってしまうので、目上の人に対しては必ず「良いお年をお迎えください」と最後まで省略せずに伝えることがベストです。
しかし、「良いお年を」と言われたら「良いお年を」と返したくなってしまいますよね。
丁寧な言い方に迷ってしまったときに無難な返事としては「来年もよろしくお願いします」が無難な年末の挨拶とも言えます。
またビジネスメールや手紙を出す際にも、挨拶の言い方には気軽に「良いお年を」で締めくくることは正しい文章ではありません。
- 良いお年をお迎えくださいますことをお祈り申し上げます。
- 来年もご指導、ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。どうぞ良いお年をお迎えください。
手紙の最後のご挨拶としては上記の例が参考になるかと思います。
口頭でもメールでも手紙でも「良いお年を」と伝えるのは省略したい言葉になってしまいますので、正しい使い方をしていきたいですね。
手紙やメールの場合にも「来年もよろしくお願いいたします。」という言葉が無難な言い回しですね。
目上の人へ「良いお年を」は失礼?丁寧な言い方の返事は何?のまとめ
目上の人へ「良いお年を」は失礼と考えるべきです。
言葉が省略されていて、目上の方へ対して「ありがとう」と伝えるようなものなので、省略せず「良いお年をお迎えください。」と最後まで省略せずに言葉を返すことが無難です。
仲の良い友人や同僚に対して「良いお年を」というのは、問題ありませんが目上の人に対しては相応しくありません。
メールや手紙でも同じなので、省略せずに最後まで「良いお年をお迎えください。」と伝えていきたいですね!