月の周り【虹の輪っか】とは何？光環と月暈の違いや発生条件は花粉？

月の周りに見える虹の輪っかみたいなものとは何なのでしょうか？

キレイな光の輪っかになっていて、スピリチュアルな感じもしますし花粉も関係しているのでしょうか。

光環（こうかん）と月暈（つきがさ、げつうん）とも呼ばれるようですが、光環と月暈の違いや発生条件についてまとめていきます。

 

 

 

月の周りに見える虹の輪っかとは何？

月の周りに虹の輪が見えるのは、まるで月を取り囲んでいるように見える虹の輪っかのことです。

この虹の輪は光環（こうかん）や月暈（つきがさ、げつうん）とも呼ばれ、太陽光が月の周りを通過して反射したものだとされていますが、詳しいメカニズムはまだ謎のままで、多くの人々を魅了する不思議な現象と言えます。

 

月の周りに現れる虹の輪は、いくつかの特徴があります。

虹の輪は常に月の周りに一定の距離に現れます。また、虹の輪は七色の光がまるでバンド状に重なったような、色鮮やかで美しいものです。

ただし、虹の輪は太陽光の反射によるものなので、天気や空の状態によって見え方が異なる場合があります。

 

月の周りの虹の輪が現れる条件は夜間であり、空気中に露が多く存在する必要があり、澄んだ空気だと虹の輪が見えにくくなります。

 

さらに、月と太陽が反対側にある時期に現れやすいとされています。虹の輪が現れる条件は、複数の要素が関わるため、観測するのが難しい面もあります。

 

光環と月暈の違い

自宅前で #中秋の名月 を観ていました

今日の見所は、雲越しの月の見え方！

1枚目、薄雲がベールになって、月の周囲もふんわりと光が滲んでいます
望遠鏡で見ても今日はこの感じ

2枚目は通過する雲で色のある光環が現れる様子

3枚目は月暈（つきがさ）です
現れたり消えたりでした#halo_jp #月観 pic.twitter.com/XXqgWY6DVr

— 森 梢（Kozue Mori） (@treetop_star) September 24, 2018

光環（こうかん）と月暈（つきがさ）は、ともに天文現象の一種で、太陽や月の周りに輪のような光の環が見えることがありますが、光環と月暈には大きな違いがあります。

 

光環は太陽や月の周りに薄い雲がかかっている時に、その雲の上や下に輪のような光が見える現象です。

主に太陽や月の光が雲の中の氷の結晶に反射・屈折してできます。

光環には、雲の周りに明るい色の輪が現れる「主帯」と、その内側に薄い色の輪が現れる「副帯」という2つの帯があることが特徴です。

 

月暈は夜に月の周りに輪のような光が見える現象です。

夜空に浮かんでいる氷の結晶が月の光を反射してできる特徴があります。

月暈は、しばしば月の周りに白い輪が現れることが特徴です。

 

このように、光環と月暈は、太陽や月の周りに輪のような光が現れる現象ですが、光の反射・屈折の仕組みが異なるため、見た目や出現する条件が異なります。

 

月の周りに現れる虹の輪っかの光環の特徴

今日は満月です。
この虹のような輪は花粉月光環と呼ばれています。
花粉光環は大気中に飛散する大量の花粉によって発生する光の回折現象の一種です。 pic.twitter.com/6mzEyIqnEG

— 都立立川高校天文気象部 (@tamc_net) March 7, 2023

月の周りに現れる虹の輪の光環には、はっきりとした色の環が見られます。

光環は虹のような色の環が月の周りに現れる現象で、中央にはっきりとした月が見えます。

 

この光環は、しばしば明るい光を放つ星や惑星の周りにも現れますが、月の周りに現れる光環は特に美しく、神秘的な魅力があります。

光環は月の周りを1周するようにほぼ完全な円形に現れ、虹色の輪に加えて、青色や緑色の縁取りも見られることがあります。

 

また、虹の色が、赤、オレンジ、黄色、緑、青、藍色、紫の順で現れます。虹の色は、反射や屈折が原因で生じます。

 

月の周りの虹の輪っかの光環が現れる条件

今夜の満月は「ワームムーン」だそうですが、秩父から見える満月は「花粉光環ムーン」です。 pic.twitter.com/NX6SQHoLwU

— kaneta@秩父雲海カメラ営業中 (@kaneta16) March 7, 2023

月の周りに虹の輪っかの光環が現れるための条件として、大気中に水滴や氷の結晶が存在することが挙げられます。

水滴や氷の結晶は、太陽光を反射・屈折させることができるため、光環が現れることがあります。

また春先に花粉が飛び交う時期に、太陽が花粉に反射した光が作り出す虹色の輪のことを花粉光環と言います。

 

一般的な光環は雨上がりの日や雲が多くて湿度が高い日に虹の輪が現れることが多いです。

極寒の地域では氷晶を含んだ雲ができやすいため、月の周りに虹の輪が現れることがあります。

また花粉光環ができるのは、太陽光が花粉に反射した時に、光が屈折して色が分かれることが原因です。

花粉光環が現れる条件としては、春先に花粉が多く飛散することが必要です。また、空気が澄んでいることも条件のひとつです。

 

しかし、この条件が揃っても、必ずしも虹の輪が現れるわけではありません。虹の輪が現れるかどうかは、様々な要因が影響しており、その条件を完全に理解することは難しいです。

 

月の周りに現れる虹の輪っかの月暈の特徴

月の周りの輪っか、久々に見た気がする✨

月暈…幸運の前兆だとか♪ pic.twitter.com/IdQWuVjwZ5

— ℕ (@Nao2235) March 4, 2023

月暈とは月の周りに現れる光の輪のことで、満月の夜やその前後の晩に見ることができます。

月暈の形は円形や楕円形などで、時には複数の輪が同時に見られることもあり、『幸せの前兆』 『幸運の兆しあり』 との言い伝えもあります。

 

時には雲の中に月が隠れたり、雨や雪が降っている時にも月暈を見ることができます。

月暈には色がついていることがあります。

一般的には白い光輪が見られますが、時には虹色の輪が現れることもあります。

 

また、月暈の周りには、白い筋が見えることがあります。これを「ムーンドッグ」と呼びます。

月暈は大気中に含まれる氷の結晶が光を反射することで現れます。

氷の結晶は大気中を漂っている微小な水滴が凍ってできたもので、この結晶が光を反射することで月暈が現れます。

月暈は寒い時期や乾燥した時期によく現れる傾向があります。

 

月の周りの虹の輪っかの月暈が現れる条件とは？

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— keihu (@kei_hu) March 5, 2023

月の周りに現れる虹の輪の月暈は比較的明るい月や月の輝きが強いときに見ることができます。

また、空気が澄んでいることが重要な条件です。

霧や曇りの日には見ることができないため、晴天の夜に月の周りを観察することが重要です。

 

また、月の周りに現れる月暈は、大気中の氷の結晶によって形成されます。

氷の結晶がある高度で、月の光が反射して虹のような色が見えるのが、月の周りの虹の輪の光環です。

月暈と光環が同時に見える場合は、大気中の氷の結晶の密度が高く、非常に珍しい現象です。

月の周りの虹の輪の月暈は、晴れた夜に月を観察することで見ることができます。

 

月の周り【虹の輪っか】とは何？光環と月暈の違いや発生条件は花粉？のまとめ

月の周りには虹の輪や光環が現れることがあります。

これらは、大気中にある微小な氷の結晶によって光が屈折し、虹色の輪が形成されることによって現れます。

 

月の周りに現れる虹の輪は、透明な氷の結晶が一定の角度で光を反射して現れます。

また、虹の輪の周りには白色の光環が現れ、これは太陽の光が大気中にある氷の結晶によって屈折されることによって生じます。

 

月暈は、月の周りに現れる光環のうち、月の輝きが弱められた領域に生じるもので、月が雲や大気中の微小な氷の結晶によって反射・屈折されることで現れます。

これらの現象は、大気中の微小な氷の結晶によって生じるため、大気中の湿度や気温、そして太陽や月の角度など、様々な条件が影響します。

 

また、これらの現象は自然の美しい光景であり、天気が良い時には是非一度見てみることをおすすめします。