【雪】降水量1ｍｍはどれくらい？積雪量は何センチ積もる？

天気予報で『明日の天気は雪、降水量は1ｍｍ』と報道があった場合にはどれぐらい雪が降るのでしょうか？

また24時間でどれぐらい積もるのか調査しました。

この記事でわかること

雪で降水量1ｍｍはどれくらい？

雪で降水量1ｍｍは傘をさして歩くレベルです。

雨の降水量1ｍｍだと傘をささなくても大丈夫なレベルですが、雪となると違ってきます。

雨の場合、『降水量1ｍｍ』というのは、実は降水量が1ｍｍ～1.9ｍｍまでを指しています。

小数点以下は切り捨てて観測していたため、最大で降水量2ｍｍ近くの雨が降っていることがあります。

雨の測定方法として、雨の中1㎡のトレーを地面に置いた場合に1時間で溜まる水の深さを降水量として表すことができます。

例えば『12時に降水量が1ｍｍ』という予報であれば、11時～12時の間に1ｍｍ～1.9ｍｍの雨が降る予報になりますね。

さらに具体的には降水量1ｍｍの量で、1時間雨が降ったとすると溜まる水の量は1リットルになります。

ただし、1リットルをそのまま頭から被るわけではないので、降水量1ｍｍの時は歩いていても傘をささなくても良い程度の雨の量です。

しかし、雪の場合には測定方法が違います。

雪の場合は、雪を溶かして水にしてから降水量を測定します。

雪の水分量によって変わってくるので、降水量1ｍｍに対する明確な雪の量が曖昧になってしまいます。

気象予報士では、このことを雪水比（ゆきみずひ）と呼んでいて、試験にも出るそうです。

雪水比（ゆきみずひ）とは？

雪の降る量（降雪量）と雨の降る量（降水量）の比率のことです。

雪水比の違いは、気温が高いときに降る『ぼたん雪』と気温が低いときに降る『粉雪』などが挙げられます。

寒い気温だと降水量がそれほど多くなくても雪の量が増えてドカ雪に近くなっていきます。

では次に降水量1ｍｍの時にはどれぐらい雪が積もるのかまとめていきます。

雪で降水量1ｍｍの積雪量は何センチかというと、理論的には1ｃｍです。

しかし、実際には地面に染み込んだり、溶けて流れてしまうこともあるので1ｃｍ以下になることもあります。

先ほどの雪水比にもよって雪の質にも違いがありますよね。

また、風や気温によっても積雪量は変わってきます。

降雪量が多くても気温が高ければ溶けてしまうので、雪が積もるというよりも溶けた雪で足元がビチャビチャになる状態に近いですね。

気温が低い時に降る粉雪も風が強い日の場合には風で飛んでしまうので、それほど多く積もらないこともあります。

風も少なく気温が低い場合には、1ｃｍほど積もるので足跡がつくぐらいの積雪量になると想定できます。

雪質によっても積雪量は変わってくるので、北海道などの寒い地域では降水量1ｍｍでも1ｃｍ～3ｃｍ積もることもあります。

大きい道路では車も通るので道路が濡れている程度になっていることも多いですよね。

気温が低いと路面が凍結していることもあるので、気温が低くなる地域ではスタッドレスタイヤの装着が重要になりますね。運転には十分に注意してください。

凍結した路面が溶けるのはどれぐらいになるのかについてもまとめています。

調査の結果、雪の降水量1ｍｍは、傘をさすレベルの量だと分かりました。

個人的には降水量1ｍｍとは前後0.5ｍｍほどの幅があるのかと思っていましたが、小数点以下を切り捨てて観測しているので、降水量1ｍｍでも2ｍｍ近く降ることもあるんですね！

降水量1ｍｍの雪は、気温も低く風もない状況であれば1ｃｍ～3ｃｍほど積もるので雪を踏んだ時に音がするほどで、足跡も残る量ですよね。

雪水比（ゆきみずひ）という言葉も初めて知りましたが、雪に含まれる水の量で積もる雪の量が変わってくるので、降水量1ｍｍの時には必ず積もるとも限らないので思ったほど心配しなくても大丈夫そうですね！

車を運転するのであればエンジンの熱もあるので、運転できないレベルにはならないかもしれませんが、路面凍結している可能性があるので雪の日の運転には十分に注意したいですね。

凍結した路面が溶けるのはどれぐらいになるのかについてもまとめています。