テレビで24日の読み方を『にじゅうよっか』と言っていましたが、正しい言い方は『にじゅうよんにち』なのでしょうか。
日本語として正しい読み方は、どちらなのか気になりました。
この記事でわかること
- 24日の読み方は「にじゅうよっか」?
- 24日の昔の読み方は?
24日の読み方は「にじゅうよっか」?
結論から言えば、24日の読み方は『にじゅうよっか』も『にじゅうよんにち』も正しい読み方です。
他にも日付の読み方は、いろいろありますよね。
- 1日:ついたち(月立ち・朔)、いちにち
- 2日:ふつか、ににち
- 3日:みっか、さんにち
- 4日:よっか、よんにち
- 5日:いつか、ごにち
- 6日:むいか、ろくにち
- 7日:なのか、なぬか、ななにち
- 8日:ようか、はちにち
- 9日:ここのか、きゅうにち
- 10日:とうか
- 14日:じゅうよっか、じゅうよんにち
- 24日:にじゅうよっか、にじゅうよんにち
- 17日:じゅうしちにち、じゅうななにち
- 27日:にじゅうしちにち、にじゅうななにち
- 20日:はつか
- 30日:みそか(晦日)
上記のように読み方があるのですが、日本語としてどの読み方も正しい読み方です。
まれに『じゅうなのか』『にじゅうなのか』という読み方をされる方もいらっしゃいますが、この読み方には違和感がありますよね。
上記の一覧のような日付の読み方は日本語としてはどの読み方も正しいのですが、電話で日付を話していたり、スピーチなどの改まった場では訓読みせずに音読みすることが好ましいとされています。
周囲の音が大きい場所や電話のような聞き取り間違いが起こりそうなときには『しちにち』というと『いちにち』とも聞こえる可能性がありますよね。
音読みで『ななにち』という日付の読み方だと聞き間違いが起こりにくいです。
24日の昔の読み方は?
24日の昔の読み方は、『はつかあまりよんにち』と言われていました。
大和言葉という言い表し方ですね。
同じように、他の日も10日(とうか)、20日(はつか)、30日(みそか)に『あまり○○』と後ろに続いていました。
昔はこのように長い読み方をしていましたが、長すぎることと中国から音読みが伝わってからは11日以降の読み方は音読みに変わっていきました。
短い読み方をするために音読みになっていきましたが、元々短い20日の『はつか』は名残として残っていますね。
逆に20日を『にじゅうにち』という読み方をすることの方が珍しいかもしれません。
また旧暦では1か月は29日か30日だったため、最後の日を『晦日(みそか)』という読み方もされていました。
今では30日を『みそか』と読む方はほとんどいないかと思いますが、一年という大きな括りで最後の日はほとんどの方が大晦日(おおみそか)という読み方をしますよね。
今は旧暦が変わって12月31日が1年で最後の日になりましたが、『みそか』という読み方は音読みが伝わってくる前の名残として『大晦日(おおみそか)』が残っています。
このように日付の読み方に変化がありました。
24日【読み方】にじゅうよっか?にじゅうよんにちが日本語として正しい言い方?のまとめ
24日の読み方は『にじゅうよっか』も『にじゅうよんにち』も日本語として正しい読み方です。
ただし、聞き間違いが起こりそうな場面や改まった状況での日付の読み方は『にじゅうよんにち』が好ましいです。
『じゅうなのか』や『にじゅうなのか』という日付の読み方をされる方もいらっしゃいますが、今ではあまり使われていない読み方ですよね。
通常の会話であればサラっと流されていくことが多いかと思いますが、スピーチなどでは日付の読み方を訓読みで『にじゅうよんにち』や『じゅうななにち』と読み上げることが好ましいです。
実は私は30日のことを『晦日(みそか)』と読むのは知りませんでした。
しかし、周囲でも『みそか』と読む人はいないので、今では『みそか』と読む人は比較的少ないかと思います。
ひと月の最後の日(30日)ではなく1年の最後の日を表す『大晦日(おおみそか)』や20日の『はつか』は昔の日付の読み方の名残として今も使われている読み方ですね。